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    山口一道

    Author:山口一道
    山口経営コンサルタント事務所 代表
    YMCグループ 代表理事
    一般社団法人アジアビジネス連携協議会(ABC) 顧問

    長崎大学経済学部卒
    経営コンサルタント業歴35年超
    人間学・経営学など幅広いテーマに対応 
    リーダーのあり方に警鐘を鳴らし、若手経営者の育成に力を注いでいます。

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2021/10/22(Fri)

(No.647)『徳』と『才』の運用体系と『人間の四分類』を理解しよう (3/3) 

 今回は、『 人 間 の 四 分 類  』とは?  についての続きです。

 

【Ⅲ】のタイプを  【小人】 (しょうじん)と言います。 

 

【徳】は小さいが 【才】だけが大きい人です。 

 

【才】 》【徳】で、徳という土台が小さくて不安定で、小さな徳の上に、大きな才が乗っているので不安定で逆三角形の形をしている人です。アンバランスな形をしているため、いつひっくり返るかもわからない人です。以下に8点ほど特長を示しておきましょう。

               

  才知・才弁・才能が勝った人で、“自己中心”的で我・私・欲の強い人は徳が低い様です  

 

  自分”のことだけしか考えず、他のために尽くすことが出来ない人で、私利私欲だけの人です

 

  “自己”の物質的な生活を優先し、まず他から恵みを受けることだけを考えている人です。

 

  才だけで仕事は出来ますが、徳の上に立って運用されませんと物事全体が上手く運ばないものです。

 

  一人で仕事をやれる人がいても、部下を付けると上手くやれない人がいますが、徳性が低いためです。実務ではすごく多いです。部下がついてゆきません。よってリーダーシップが発揮できません。管理職に抜擢するときは要注意の人になります。当然、部下も育ちません。「器量型のリーダー」と名付けても良いでしょう。日本でも世界でも圧倒的に多いのはこのタイプのリーダーです。逆に【才】よりも【徳】が勝った「度量型のリーダー」が望まれているのです。

 

  社長でも、社員数が数十人を越えると統率が出来なくなる人がいます。このタイプの社長が多いです。小人型のリーダーで、かつ器量型のリーダーになります。

 

  自分で診断してみて、私はこのタイプだったと気が付けば、前述の【Ⅱ】のタイプの【君子】を目指して努力することが大事です。ほんのチョットだけ意識を変えて下さい。今日から、今からでも遅くはありません。難しく考えなくても良いです。ただ自分で自分を掘り下げ、見つめて己を知ることが避けられません。

    

  “意識と思考を変える”だけでも、【徳性】がアップし【君子】に近づくことができるでしょう。    

 

【Ⅳ】のタイプを  【愚人】 (ぐじん)と言います。 

 

【徳】は小さいが 同じく【才】も小さい人です【才】もなく、同じく【徳】もない人になります。しかし一番教育がし易い人とも言われています。バランスは取れていますが、両方ともがあまりにも極小過ぎている状態であり教育や育成が必要な人になります。周りに先生や指導者がおられれば、すくすくと育っていかれることでしょう。もし人を採用するなら、小人よりは愚人を採れとも言われております。

 

以上の四つが『人間の四分類』の特長になります。自分がどのタイプに近いのかを自己診断してみて下さい。最後に致しますが、今後の参考のために、「才と徳」のポイントをまとめておきたいと思います。  

 

★「才」のポイント

 一般的に人間を見る目はとかく「才能」「知識」「技術」「資格」「学歴」「地位」「肩書」などつまり、「陽の力」だけに注がれ易いものです。枝葉末節や表面ばかりを見て、人間性などの根本を見ないからです。そもそも、根本や本質である「陰の力」は目には見えないものなのです。心眼・心耳で見るしか方法がないのです。この才つまり陽の力を測定するには、ペーパーテストや試験で可能であります。

 

★「徳」のポイント

 「徳」つまり「陰の力」の教育の大切さで「人間学」といいます。この人間学は「人間力」「仕事力」「経営力」にも通じ、業績や成果にも通じるものです。人間の基礎の部分に相当するものです。

 

しかし、人間教育は現在の学校教育に期待するのは難しいと思います。現在の学校教育は知識や技術偏重であり、人間的大物が育成しにくい様な内容だからです。その結果である、現状各界のリーダーの頽廃・堕落を、私は嘆き憂いております。社会に出てから学んでも決して遅くはありません。どうか皆さん是非「人間学」を学んで下さい。この教えは人間社会の真理であります。

 

 「富貴利達の人は、徳を愛するを顧み得ず」とあります。(呻吟語より)この教えは、金儲けや立身出世ばかりを考えてる人は、社会や人のために尽くすという「徳」を愛することがない。これでは本当の指導者やリーダーとはいえない、との教えです

 

 これは世間一般に言われています、貧しさ、低い身分、老いることを恥じるのではなく、自分だけの栄誉や富を求める姿を恥じて正せと言うことであります。恥を取り違えているリーダーが多い様です。現代は「貧・賤・老」(ひんせんろう)を恥だと考えている人がほとんどであり、恥を取り違いしている様で、様々な問題が多発している様であります。ご一考を。

 

 

【参照】 経営コラムのカテゴリーの種類は以下の通りです。カテゴリー別に御覧いただけます。

 ・人間学  ・経営学  ・経営戦略  ・人材育成  ・組織運営 

【参照】 みな様のご意見・ご質問・ご感想をお待ちしております。yamacon@har.bbiq.jp

【参照】 山口一道 経営コンサルタントのホームページ





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