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    山口一道

    Author:山口一道
    山口経営コンサルタント事務所 代表
    YMCグループ 代表理事

    長崎大学経済学部卒
    経営コンサルタント業歴35年
    リーダーシップをはじめ幅広いテーマに対応 
    リーダーのあり方に警鐘を鳴らし、若手経営者の育成に力を注いでいます。

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2020/01/24(Fri)

(No.557) 泥棒と悪口、どちらが悪いのだろうか? (1/2)

   前回は作家の故三浦綾子さんの話しを紹介しましたが、今回も参考にさせて頂き、取りあげてみたいと思います。伝聞法を極力使わずに、直接法で表現したいと思います。

 

これは私、三浦が時折、講演で話すんですが、「泥棒と人の悪口を言うのと、どちらが悪いのだろうか?」と。それに対して、私の教会の牧師は「悪口のほうが罪が深いです」と言われました。

 

泥棒に、大事にしていた物や、高価なものを取られても、生活を根底から覆されるような被害でない限り、いつかは忘れるでしょう。少しは傷つくかもしれませんが、泥棒に入られたために自殺した話はあまり聞かないですよね。

 

だけど、人に悪口を言われて死んだ老人の話や少年少女の話は、時折、耳に致します。いじめによる自殺がそうだと思います。現在でも全国の小中高の学校では、いじめが増えて社会問題になっているようにも感じております。

 

また、「うちのおばあさんたら、食いしんぼうで、あんな年をしてても三杯も食べるのよ」と陰で言った息子の嫁の悪口に憤慨し、その後一切、おばあさんは食べ物を拒否して死んだ、という話があります。

 

それと、精神薄弱児の三割は妊婦が妊娠三か月以内に強烈なショックを受けた時に生まれる確率が高いと聞いたことがあります。ある妻は小姑(こじゅうと)に夫の独身時代の素行を聞き、さらに現在、夫に愛人のいることを知らされました。それは幸せいっぱいの兄嫁への嫉妬から、そういうことを言ったのです。ひょっとしたら作り話しだったかも知れません。

 

人間は弱いから必ず嫉妬するものです。消極観念なのです。嫉妬する側、嫉妬される側の両面から考察し対処するしかないのです。

 

この小姑の話に、ちょうど妊娠したばかりの妻は大きなショックを受け、生まれた赤ちゃんは精神薄弱児だったそうです。なんと恐ろしい話です。この例は、心的外傷後ストレス障害(PTSD)は凄い影響力をもっているという事例になります。

 

この様に、私たちが無意識で冗談めかして何気なく言う悪口は人を死に追いやり、生まれてくる子を精神薄弱児にする力があるのです。泥棒のような単純な罪とは違う様です。やっと表題の答えが見えて来たようです。泥棒と悪口を比べてみますと、悪口の方が罪が深い様ですね

 

従って、いかなる時も消極的な言葉は決して使ってはいけないということです。“一言人を傷つけ、また、同時に自己をも傷つける”からです。昔から“一言事を破る一言人を誤る”又は“口は禍のもと”とも言われています。

 

世間では、口害が如何に氾濫しているかということです。それとは逆に“一言よく人を生かす”“口は福の元”であるとも言います。言葉の影響力は、良くても悪くても偉大なものなのです。(参考として、以前のコラムの“言葉の影響力には偉大なものがある” No.19 1/2  No.19 2/2をご参照ください)

  

それなのに、私たちはいとも楽しげに人の悪口を言い、また、聞いていますそしてああ今日は楽しかった、と帰って行きます。人の悪口を言うのが楽しい。これが人間の悲しい性(さが)なのです

 

自己を戒める言葉として書いておきたいと思います。私も一般の人も、人の悪口をよく口にするものです。お互いに絶対口にしないように気を付けたいと思います。何気なく言うのもダメです。具体的に書けば、悪口、文句、不平不満、愚痴、泣き言を“五戒”(ごかい)と言います。五つの戒めの言葉になります。それらの“五戒”を一切口にしない事です。口にするか否かを私達は神と天から問われているのです。

 

短歌をひとつ。「五戒とは 愚痴と不平と 悪口だ 文句を言うな 泣き言言うな」です。

 

(次回に続きます)

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