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    山口一道

    Author:山口一道
    山口経営コンサルタント事務所 代表
    YMCグループ 代表理事
    一般社団法人アジアビジネス連携協議会(ABC) 顧問

    長崎大学経済学部卒
    経営コンサルタント業歴40年超
    人間学・経営学など幅広いテーマに対応 
    リーダーのあり方に警鐘を鳴らし、若手経営者の育成に力を注いでいます。

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2023/01/27(Fri)

(No.713)稲盛和夫氏が即答した「人生で一番大事なもの」(2/2)

与えられた仕事を天職と思い、その仕事を好きになるよう努力していくうちに不平不満は消え、仕事も順調に進むようになっていくのです。「働くということは、生きていく糧を得るためのものだというのが一般的ですけれども、そうではなくて、自分の人間性を高めていくためになくてはならないものです

一所懸命働くことによって、自分自身の心を高め、自分の人生を精神的に豊かなものにしていく。同時に、収入も得られますから、物質的な生活も豊かになっていく。ですから、働くということは大変大事なことだと思っています。

 人は得てして、恵まれた環境にあっても、与えられた仕事をつまらないと感じ、不平不満を口にしがちです。近年、若者の離職率が増加しているのもそういう理由なのでしょう。

 しかし、それで運命が好転するはずはありません。与えられた仕事を
天職と思い、その仕事を好きになるよう努力していくうちに不平不満は消え、仕事も順調に進むようになっていくものです。そして、物心共に豊かな素晴らしい人生を送ることができるのです」とあります。

現在では、新卒社員の3割が3年以内に離職すると言われて久しいのですが、稲盛さんは当時のご自身の体験を踏まえて、こう言われています。

 

「いまの若い人たちの中に、自分が望んでいる道を選ぶことができなかった人がいたとしても、いまある目の前の仕事に脇目も振らず、全身全霊を懸けることによって、必ずや新しい世界が展開していくことを理解してほしいですね

 

ですから、不平不満を漏らさず、いま自分がやらなければならない仕事に一所懸命打ち込んでいただきたい。それが人生を輝かしいものにしていく唯一の方法と言っても過言ではありません」と。これこそまさに稲盛流成功哲学の要諦と言えるでしょう。

 

【人生で一番大事なものとは何か?】

 

稲盛さんが最後に語られた言葉もまた忘れられません。取材の締め括りに、「今日まで86年間歩んでこられて、人生で一番大事なものは何だと感じておられますか?」との質問に対して、稲盛さんは間を置かず即座に、なおかつ熱を込めて、要旨を次のように答えられました。

 

「やっぱり人生で一番大事なものというのは、1つはどんな環境にあろうとも真面目に一所懸命生きることです。それともう1つは、人間は常に〝自分がよくなりたい〟という思いを本能として持っていますけれども、やはり利他の心、皆を幸せにしてあげたいということを強く自分に意識して、それを心の中に描いて生きていくことです」とのことでした。私たちもこの2つの条件を満たすべく、自己研鑽に努めていきたいものです。

 

昨今、日本企業の行動が世界に及ぼす影響というものが、従来とちがって格段に大きくなってきています。日本の経営者の責任が、今日では地球大に大きくなっているのです。(昔ほどではないかも知れませんが・・・?)

 このような環境のなかで正しい判断をしていくには、経営者自身の心を磨き、精神を高めるよう努力する以外に道はありません
人生の成功不成功のみならず、経営の成功不成功を決めるものも人の心です

 私は、京セラ創業直後から
人の心が経営を決めることに気づき、それ以来、心をベースとした経営を実行してきました。経営者の日々の判断が、企業の性格を決定していきますし、経営者の判断が社員の心の動きを方向づけ、社員の心の集合が会社の雰囲気、社風を決めていきます。

 このように過去の経営判断が積み重なって、現在の会社の状態ができあがっていくのです。そして、経営判断の最後のより所になるのは
経営者自身の心であることは、経営者なら皆痛切に感じていることであります、と言う教えやお話でありました。凄いことを教えて頂きましたよね。活学したいと思います。


 

【参照】 経営コラムのカテゴリーの種類は以下の通りです。カテゴリー別に御覧いただけます。

  ・人間学  ・経営学  ・経営戦略  ・人材育成  ・組織運営 

【参照】 みな様のご意見・ご質問・ご感想をお待ちしております。yamacon@har.bbiq.jp

【参照】 山口一道 経営コンサルタントのホームページ

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