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    山口一道

    Author:山口一道
    山口経営コンサルタント事務所 代表
    YMCグループ 代表理事

    長崎大学経済学部卒
    経営コンサルタント業歴35年
    リーダーシップをはじめ幅広いテーマに対応 
    リーダーのあり方に警鐘を鳴らし、若手経営者の育成に力を注いでいます。

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2009/08/08(Sat)

(No.14) 松下幸之助氏の人間観とは (前回のつづき) 

  松下幸之助氏の人間観とはどんな人間観なのでしょうか。人間をどのような存在と認識することが大切なのでしょうか。

  彼は生来あまり丈夫な身体ではありませんでした。独立しても病気がちで寝たり起きたりの半病人の様な状態でした。仕方なく部下に仕事を任せて代行してもらう事が多かったのです。しかも、任せ方は中途半端ではなく、『大事なことだけ相談してくれ。あとは君がいいと思う様にやってほしい』と思いきって任せざるを得ませんでした。

 また、任された方は『病気で寝ているのだから自分がしっかりやらなければならない』と大いに発奮し十二分な力を発揮しました。しかも、燃える部下達が一つの目標に向かって協力する事で“1+1”が“3”にも“4”にもなるという結果を見ると感慨にひたる事が多くあったと言い伝えられています。

  人間観のまとめとして、彼は次の様に語っています。

 『そんな経験をしていくと人間とは偉大なもので、能力や可能性には限りはなのではないかと思う様になったのです。人間はダイヤモンドの原石の様な性質を持っています。つまり、元々美しく輝く本質を持っているが、磨かなければ光輝くことはありません。

 まず、“人間は磨けば光る”という本質に気付き、一所懸命に磨き上げていく。そこで初めて美しいダイヤモンドの輝きを手に入れることが出来るのです』と語っています。

  『人間はダイヤモンドである』それが彼の人間観のベースでありました。私たちも賛同している人間観です。

  『玉、磨かざれば器とならず。人、学ばざれば道(真理)を知らず』(礼記
 (当コラムNo.6掲載)と同じ意味で同じ人間観であります。

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2009/08/15(Sat)

(No.15) 目先のこと自分のことばかりでは必ず行き詰る (松下幸之助)

  『人間が行き詰まる時は、どういう時か分かりますか?』と問いかけています。


人間は自分さえ、目先さえ良ければいいとなったら、必ず行き詰まります
それは真理に反しているからです。“天地自然の理や宇宙の哲理”に反したことをすれば必ず滅びます』と。

  さらに詳しく
『人間は、大きな時間の流れに沿って今日があり、未来につなげていく大きな流れの中で生きています。なのに“目先さえ良ければ”と考えるのは真理に反しています』。


『そして、人間は人と人とのつながりの中で生きています。にも拘わらず、自分のことしか考えないならば、これも当然、真理に反しています。よって、真理に反したら必ず行き詰まります。』
と言っています。

  確かに人間は苦しくなってくると、どうしても目先のことしか考えられない。とても人のことを考える余裕がなくなり、自分のことだけ・・・。そして人は行き詰まり、経営者であれば、会社を倒産させるのです。

  行き詰まらないためには、“先々のことや皆のことを考えなくてはいけない、と教えているのです。政治でも経営でも同じことだと思います。単に目先のこと自分のことだけの考え・主義では『永続は難しい』という事なんですね。真理に反したら、やはり行き詰まるんですね。


 最後にまとめとして彼の箴言をご紹介します。
指導者は天地自然の理を知り、これに従うことが大切である』と結んでいます。

参照: 真理とは、どんな場合にも当てはまる永遠不変の価値や道理のことです。

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2009/08/22(Sat)

(No.16) あなたの会社の将来のあるべき姿を示すことが出来ますか?

  『経営とは、金儲けでもなんでもなく、あるべき姿を思い描きどうすれば実現できるかという方法を考え取り組むこと』と言われています。
 
   この考え方によれば、経営者の最大の仕事は『将来のあるべき姿を示せるかどうか』であります。この会社を5年後10年後にどんな姿にしたいのかという理想(目標・ビジョン)を示すことが出来るのが真のリーダーであります。

  逆に5年後10年後の姿を語れないということは、目的地が無いまま羅針盤も持たず、大海に航海に出るようなものです。それは、目先のこと自分のことに終始するだけに陥るからです。前回述べた通りで、目先のこと自分のことばかりでは必ず行き詰まります。目標・理想がないのは、船で言えば漂流しているようなもので、嵐で沈没したり座礁するかも知れません。

  それでは、どのような形で将来のあるべき姿を明示すれば良いのでしょうか?

 それは、6項目経営の体質(下をご参照)を掲げる必要があります(売上高などの数値のみでは体格は見えますが、体質は見えません)。また、この6項目を半年や1年で改善したり強化するには無理であり、どうしても中長期的時間軸(5年程度)の中で解決するしか方法がありません。

 従って、『中期経営計画』(経営体質改善計画)をぜひ立案する必要があるのです。

 1年を期限とした単年度の売上・利益計画(数値計画)のみでは、経営体質を決して改善することはできません。それは経営管理改善計画であり、『中期経営計画』とは本質的に異なるものです(要注意)。単年度計画とは『中期経営計画』を前提として作成されるべきものであります。

6項目の経営体質とは?

   <目的> ①営業構造 ②商品力
   <手段> ③経営陣の経営能力 ④管理者の管理能力 ⑤社員の帰属意識と能力
   <結果> ⑥財務体質

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2009/08/29(Sat)

(No.17) 経営は成功と失敗の経験科学である

 どんなに知識があり、経営学を極め理論的であっても、経営が上手でうまく行くかというと、必ずしもそうではありません。

  経営とは、成功経験と同じように、敗経験も数多く必要とする経験科学であるからです。
従って、致命傷にならない小さな失敗経験を若い頃にもつことは、特に重要なことであります。

 厳しい表現をすれば、経験不足では、永続して売上を伸ばし利益を確保していくことは、難しいと思っておいて下さい。 毎期、増収増益は理想的ですが現実には厳しいものです。

  しかし、人間は誰でも、限られた時間の中でそう沢山の経験を積むことは、なかなか出来ないものであります。

  そこで、経営学・人間学等の書に頼り、師に指導を受け、あるいは、経験した人の貴重な体験を自らの体験と同じように拝聴(黄金の耳をもつ)して、疑似体験(他人の体験を聞き、自分なりの考察を加え消化すること)をすることなどが大切になります。

  それが、実際経験という場を踏まないで、生きた経験をする近道になるのです。
『いかに、他人・古人・先達の教えを活用する事が重要なのか』の気付きが極めて重要な点である、と私たちは考えています。

 ある人が言いました。
 『他人の過ちから学べ。自分で全ての過ちを経験するには時間が無い』と。

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