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    山口一道

    Author:山口一道
    山口経営コンサルタント事務所 代表
    YMCグループ 代表理事

    長崎大学経済学部卒
    経営コンサルタント業歴35年
    リーダーシップをはじめ幅広いテーマに対応 
    リーダーのあり方に警鐘を鳴らし、若手経営者の育成に力を注いでいます。

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2010/06/05(Sat)

(No.57) 5年後に生き残るには経営をどう考え実践すれば良いのか? -その2-

(2) では未来に向かって今後の経営のあり方はどうあるべきなのでしょうか

 これまでの経営のやり方と考え方では、今後企業の変革、経営体質の改善、企業風土の転換はできないのです。要は従来の経営手法では役に立たないのだとお考え下さい。理由は前述の通りで、環境変化のスピードが格段に速くなり、経営もハイスピードマネジメントで、素早い意思決定と素早い行動が要求されるからです。

 また経営の専門家同士による激烈な競争の時代に入り、経営能力に自信がない経営者ではどんどん衰退し、何も対応せずに手をこまねいているだけでは残念ですが、つぶされていく運命が待っているだけなのです。
 
 ところで、そもそも企業の実態とは、解決すべき問題の集合体であります。また、その問題は複雑で大きな目に見えない問題が非常に多いものです。答えが明確であるような定型的問題よりも、答えが不明確で沢山あるような非定形的問題が圧倒的に多いものです。
 
 しかも、経営者の毎日は、問題発見と問題解決の連続であります。日々発生する問題に翻弄されている様です。目先の問題を追っかけている社長が多く見受けられます。
 
 ここで、海の上に浮かぶ氷山を思い浮かべて下さい。目に見える現象として海の上に出現している氷山の一角のみを見て(10%以下)、これが問題だ、これは大変だと思い対応しているのです。海面下に存在する大きな氷の塊(90%)を含めた全体が氷山なんですが、目に見えないために事実の一面一部分しか見ずに構造全体を把握できずに対応しているのです。つまり氷山の例のごとく、問題の構造(仕組み)が分からなければ問題を解くことにはならないのです。

 松下幸之助氏の名言で「経営者の仕事は問題を発見することであり、問題さえ分かったら、あとは専門家(幹部以下の衆知を集めて)に任せればよい」とあります。

(3) ではどのようにすれば問題が発見できるのでしょうか?問題意識が芽生えるのでしょうか
 
 その答えには2つの要件があります。2つの要件を満たして下さい。きっと問題が見えてくるはずです。

 1つ目の要件は、現状を正確に認識することです。自社の現状はどうなっているのかを正しく知ることです。過大評価したり甘い評価ではいけません。30点ぐらいなのに80点をつけてはいけません。将来禍根を残します。経営体質を総点検するのです。自分達で自社を診断するのです。

 2つ目の要件は、目標を明確に持つことです。目標とは将来、我社が実現したい状態を文章で表現することです。どうしたいのか?どうなりたいのか?どうなれば良いのか?を明確にイメージしビジョンを描き想像し実現した状態を心の中で映像化するまでやって下さい。

 以上2つの要件が満たされれば、現状と目標の間にギャップ・差異が必ず見えてきます。このギャップが問題であります。問題意識がやっと芽生えてきます。このギャップを経営課題として整理して下さい。課題とは解決すべきテーマや事柄のことを言います。一つずつ、それらの課題を今後どうすれば良いのか、手段や方法を考え抜き行動計画まで具体化し解決策として整理します。あとは優先順位を決めて実行するだけであります。方法論は以外と簡単なことであります。
 
 2つの要件のうち、どちらか一方が欠けていると問題が明確に見えてないはずであります。 またその他に、(イ)現状に満足し、現状に安住している人、(ロ)現状のやり方に疑問を持たない人、(ハ)不満や不足感はあっても意欲のない人などは問題が見えてない人であります。ご注意下さい

 問題がはっきりと見えてない社長や経営者は非常に危険な状態であります。よしんば、見えていたとしても具体的に課題解決策として立案整理をしないまま、毎日、日常業務に追われ忙しい毎日であっても、目先のことだけにとらわれた活動を繰り返しているだけでは、将来的には危険信号が点滅していますので充分にご注意なさって下さい。

次回に続きます。
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2010/06/12(Sat)

(No.58) 5年後に生き残るには経営をどう考え実践すれば良いのか? -その3-

先週のコラムを読まれてやっと問題が発見できたと思います。

(4) 一般的には問題には2つのタイプがあります。

 今後の経営改善のキーポイントなので活用して下さい。 次の2つのタイプです。
 (Ⅰ)発生型の問題(見える型)と
 (Ⅱ)設定型の問題(自らつくり出す型)です。

 まず(Ⅰ)の発生型の問題について説明いたします。 この問題は過去に原因があり、現在に問題(結果)が発生している型です。大体このパターンであり、そのほとんどは、3~5年前の意思決定の誤りや遅れ、あるいは充分な経営努力がなされなかったために生じているのが圧倒的です。

 この問題は、過去の振り返り型で原因追求型であります。“因果の法則”の通りであります。この結果(現在に発生している問題)は誰も変えることは不可能であります。

 P・F・ドラッカーの言葉「今日の収益は過去の意思決定の遺産である」(当コラム№19参照)は有名で、どなたもご存知です。逆に読み換えますと「今日の衰退は過去の意思決定の誤りである」となります。これは、このタイプ(Ⅰ)発生型の問題を如実に示している名言です。

 しかし、この(Ⅰ)のタイプは問題発見はできますが思考が後ろ向きになり過去思考になるため、また会議等で話し合う時に前向きの姿勢から遠ざかっていくため、実務での活用はすすめられません。

 次に(Ⅱ)の設定型の問題について説明いたします。この問題は将来に向けて今、何を為さねばならないのかの思考形態です。当コラム№57で前述しました、どのようにすれば問題が見えるのか?問題意識が芽生えるのか?を応用するタイプです。目標志向型、未来志向型で前向きタイプといえます。

 ぜひこのタイプを実務で活用されんことを提言します。説明いたしました様に、この型の問題は将来の企業の目標やイメージやビジョンつまり、意思が明確にならないと出てこない見えない問題であります。

 要するに将来の方向性や中長期的展望に立脚した中期経営計画や中期事業発展計画がぜひとも必要になるのです。中堅以上の企業では一般的に普及している“経営戦略”の立案構築のことであります。

 もしも、あなたの会社で将来に向けた目標がないならば、問題が見えていない可能性が高いので、どうしても目先のみの受注や売上利益だけを追求する日常活動に陥ってしまい、経営の体質が日々劣化していきます。

 最も重要な経営体質の改善強化は、なおざりのまま推移していきます。しまいには沈没する可能性すらあり、自立できない企業へと退化衰退していきますので大いに注意なさって下さい。 もちろん、今後の成長発展は望めませんので、経営トップ・社長は充分理解され注意なさる必要があります。

 結論として重要なことは、“将来、企業を成長発展させたい”と考えるならば、ぜひとも早急に自社の3年~5年後の企業目標や企業像ビジョンを描いて欲しいという点であります。それらを具体化して中期経営計画を立案することであります

 そもそも、人間の行動パターンとは「目標が変われば手段・行動も変わる」のです。例えますと1,OOOkm離れた所に行きたいのなら飛行機のチケットを予約する行動をします。100kmなら電車か車で行動するでしょう。ほんの1㎞先なら徒歩か自転車などを利用するでしょう。卑近な例でもわかるように、目標や目的が定まれば行動や手段は変化していくのです。

 登山でも同じです。近くの低い山であれば当日の準備だけで行動し実現できますが、遠く離れた最高峰のエベレスト山に登ろうとすれば準備の時間も相当かかり、資金面・体力面・交通手段・宿泊予定地、他様々な面で計画立案に時間やエネルギーがかかります。

 経営も全く同じなのです。将来どこへ登ろうとしているのか?富士山なのかエベレストなのか、すぐそばにあり、実現も簡単な近くの低い山なのか、まず目標を設定するところから始めて下さい。
 
 大きな目標、企てを持っている経営者に大企業が生まれ、小さな目標、企て、ビジョンしか持たない人はいつまでたっても小企業のままであります。

 目標は持っている、計画は作ってあると言われますが、単年度の数値計画での売上利益計画はどこの企業でも持っています。これらは結果としての数値目標であり、結果をつくる原因である体質改善まではほとんどできない計画なのです。

 体質改善とは言うのは簡単ですが、半年や1年そこらで解決できるものではありません。どうしても3~5年間の時間軸の流れの中で解決しなければできない大きなテーマばかりなのです
 
 そもそも、体質改善の対象となる領域は次の6項目に広がります。①営業構造 ②商品力 ③経営陣の経営能力 ④管理者の管理能力 ⑤一般社員の帰属意識と能力 ⑥財務体質の6領域で経営体質が構成されています。

 これらの6項目にわたる経営体質を改善するのですから、短期間で改善強化される特効薬はありません。ないのです。経営はそう簡単なものではありません。結果である売上利益計画(数値のみの計画)を立案するのは数時間で可能ですが、中期の体質改善計画は6項目にわたるため立案時間の長さも中身も全く違ったものになります。

 経営の体質改善と成長発展は中期的時間の流れの中で準備し、また地道に進むしか方法がないのであります。

次回に続きます。

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2010/06/19(Sat)

(No.59) 5年後に生き残るには経営をどう考え実践すれば良いのか? -その4-

(5) 今後あなたの会社が(環境に適応するために革新機能場開発機能を発揮して)成長発展を志し生き残ることを目指すならば次のことを提言いたします。

 初めに「経営の改善は究極には人の改善」であり、「人の改善とは人の意識の改善」であります。つまり、人の改善とは人材の育成、人をつくる、人の質を向上させるという大きなテーマであり、すごく時間がかかるものであります。その理由は人づくりは促成栽培がほとんど不可能で無理であるからです。

 また「経営の改善とは経営体質の改善・強化である」ため、同様に大きなテーマであり、領域も広いため半年やそこらで解決できる問題はほとんどなく、最低3~5年かかるものがほとんどであります。

 従って今後、経営改善を実現するには、当コラム№58で前述した通りで、ぜひとも中期的な展望のもとで「中期経営計画」を立案して実行なさることを提言いたします。単年度計画だけでは無理なのであります。

 もし、「中期経営計画」をお持ちでない企業の場合は、本来なら3~5年ぐらい前から立案して実行中であれば良かったのでしょうが、残念なことに時が既に経過してしまっているので、過去の時間を呼び戻して再生して使用するわけにはいきません。

 時間とは万人共通ですが、お金のように貯金しておいて引き出して後日使うというわけにはいきません。再生のきかない経営資源であり最大のエネルギーの一つであります。「時間を管理できなければ他は何もできない」との名言があります。時間とは貴重なのであります。

 次に、経営計画立案した後は、実行に移り日常の管理活動に落ちていきます。その管理を時系列的に区分しますと3つに区分されます。
 
  ①過去(遅行)管理 と
  ②現在(進行)管理 と
  ③未来(先行)管理 の3つです。

 ①の過去管理ではタイミングが一番悪く、すでに時間が過ぎてしまって結果が生じていますから1円の売上も増やすことはできません。発生した原価や経費も1円もコストダウンやカットは不可能です。何一つとして改善ができなくて無駄な管理・仕事になります。よって①の過去管理は、やめることを提言いたします。

 ②の現在管理も走りながら考えて行動するので時間的に切羽詰って余裕がなく、これも効果性に乏しいため、中止することを提言いたします。

 ③の未来管理は未使用、未利用の明日以降の時間を如何に有効に活かすかにかかっているため、受注や売上も利益も全てに関して改善が可能になります。よってこの未来管理を取り入れることを提言いたします。具体的には行動計画を管理する仕事になっていきます。(既に実践中の企業様には釈迦に説法でお許し下さい。)

 ここまでの説明で、如何に時間とタイミング、時機という概念は重要性が高く貴重なものであることが理解されたことと思います。また、「時間を管理できなければ他は何もできない」との意味も理解されたことと思います。

 最後に先人の残した名言を紹介します。

心の貧者は過去のために今日生きて、今日の時間を使う人」、
心の富者は明日のために今日生きて、今日の時間を使う人」、とあります。

 どうか明日のために、将来のために今日の時間を有効に活用しようではありませんか。経営に対する考え方と行動を変えようではありませんか。それがトップ・リーダーの最重要な仕事の一つなのです。きっと結果も良い方向に変わっていくのは間違いありません。

[補足Ⅰ]

 「中期経営計画」というと、中期の売上利益計画と思われがちですが、それは単なる数値計画であり結果としての数値の目標にすぎません。また、数値のみでは結果をつくる原因である体質改善はほとんどできません。本来は体質改善行動計画のことを意味してまして、数値計画とは根本的に異なりますので、ご注意いただきたいと思います

 「中期経営計画」とは、自社の将来の方向性を決めていくことであり、経営体質を改善し、強化させマーケットの変化に、つまり環境の変化に適応させることを目的とするものであります。この概念を「経営戦略」と呼びます。目先の売上や利益から少し離れても中長期的視点で、ロングレンジで如何に費用や時間がかかっても体質強化を実現するために実行するものになります。

 過去の実例で、如何に豊富な資産と高い技術力と優秀な人材の3拍子が揃っていても、うまくいかず倒産した企業が続いたため、「経営戦略」が企業の存続と成長のために一番重要なテーマ要素であり、存続と成長を保証してくれるものは、「経営戦略」以外はありえないとの定義付けがマネジメントの世界に普及し定着したのであります。

[補足Ⅱ]
 
 経営体質を構成する6項目の関係を簡単に補足説明します。
大テーマに関する所のみで詳細については割愛させて頂きますのでご了解下さい。

  ① 商品力の強化             (目的)
  ② 営業構造の改善            (目的)
  ③ 経営陣の経営能力向上       (手段)
  ④ 管理者の管理能力向上       (手段)
  ⑤ 一般社員の帰属意識と能力向上  (手段)
  ⑥ 財務体質の向上            (結果)

 ①②が、[目的]で3~5年計画で実現していきます。この2つが、ライバルより相対的に勝っている時は、どなたが経営しても当面の成長発展が続きます。

 ③④⑤は、[手段]となります。人材の質の向上を目指す人材戦略です。時間がかかるテーマになります。総社員数が多い程、時間が必要になります。

 ③が一番重要となります。意思決定の権限を保有しているためです。また組織においてはトップやリーダーの存在が如何に重要であるかを示しているからです。

 ⑥は[結果]としての目標です。①~⑤の活動の結果として売上の向上、利益の向上、B/Sの改善、好不況の波に左右されない盤石な財務体質をつくることです。

 より詳細についてのお問合せ、ご質問がございましたら、お気軽にメールでのお問合せをご利用下さいませ。お待ちしております。山口経営コンサルタント事務所のメールアドレスはmailto:yamacon@har.bbiq.jpです。

 以上4編にわたっての長いコラムでありましたが、根気よく目を通して頂き誠に有難うございました。
あまりにも経済界に元気が感じられないために緊急提言として筆を執りましたが、少しでもお役に立てて企業や会社を発展させて頂きたいとの思いで執筆させて頂きました。
 
 ご活躍されますことを心から祈念しながら筆を置くことにいたします。

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2010/06/26(Sat)

(No.60) 人間力・仕事力をつけるには(年間の振り返り)

 今まで各種にわたり人をつくる、人材の育成養成というテーマで述べてきましたが、1年間の振り返りをしてポイントだけをまとめてみたいと思います。

(1) 経営者は優れた教育者たれ (№5)

(2) 物をつくる前に人をつくれ (№6)

(3) どこまでも、まず人間をつくれ。それから後が経営であり事業である (№6)

(4) 「玉、琢かざれば器とならず。人、学ばざれば道(真理)を知らず」 (№6)

(5) 教育は下からではなく、上から順に行なうことが鉄則 (№7)

(6) 自分を磨き上げるために“良い砥石”(道具)を持たなければならない。 (№8)
刃物はいつかはサビによって切れなくなる。同じく、人間もいつかは切れなくなる時がくる。よって、良い砥石をもって磨かないといけない。

(7) 縦の工夫と横の工夫 ~自己を深く掘り下げよ~ 力をつける2つの方向性がある。 (№9)
現在はあまりにも“横の工夫”のみに力点が置かれているので危惧される。ちなみに、経営学は横の工夫。

(8) 人間はダイヤモンドである。人間は磨けば必ず光る。人間とは偉大で無限の可能性をもっている。 (№14)

(9) 他人の過ちから学べ。自分で全ての過ちを経験するには時間が無い。黄金の耳(謙虚に教わる心)をもって疑似体験をせよ。 (№17)

(10) 人間は哲学(人生観や世界観)の泥棒にならないといけない
教えられたものはすぐに忘れる。自分で苦労、苦心してぬすんだものは忘れないもの。敏にしてかつ求める。自分を向上させる全てに敏であれ。敏なれば功あり。 (№18)

(11) 知識技術資格はすべて仕事や人生の道具。いかに立派な道具を揃えても使う本人が人間として立派でないと絶対にいい仕事はできない。 (№21)
徳と才の運用バランスで人間性が決定される。徳がないと才が活かされない意。

(12) 思考には四原則がある。人生や経営に活用せよ。人の改善は意識の改善です。意識を変えれば人生が変わる。その意識とは普段使っている“口ぐせ”“ことばぐせ”のこと。 (№22)

(13) すべては“志”からはじまる。しかし、人生は二度なし、人生の一過性に真に気づかないと志は立たない。“志”とは、仕事や経営や人生で重要なキーワード。 (№23)

(14) 知識教育より知恵教育が重要 (№24)
先の見通しができるか否かが尺度の根本になる。知識だけでは見通せない。信号をキャッチできない。

(15) 人間学と経営学は車の両輪、どちらかが欠けても前に進めない。 (№26)

(16) 肉体の親と魂の親が必要。 (№31)
魂の誕生を第二の誕生と呼び、志を立てること(魂の誕生)の大事さを教えている。真の師と巡り合うことが必要であり、魂の誕生を境に人物が錬磨されていく。魂の誕生をなすには、師友の存在は欠かせないもの。

(17) 知っている人をつくるより、できる人をつくる方が重要。 (№33)

(18) 長所や強みや得意分野に注力して伸ばせば良い結果が得られる。欠点是正や不得意分野を克服させようとすれば悪循環に陥る。 (№34)
人間も経営も同じ。長所伸展法という。

(19) 経営者は、創業当時から“人づくり”に注力しておかないと時間が経てば経つ程、人が育ってないのを実感する。創業から“人づくり重点経営を!!” (№36)

(20) 創業時は誰でもある。まず自分には力がないことを知りなさい。と教えている。しかし力はなくても“確乎不抜の志”は必要です。謙虚に学ぶ姿勢さえあれば必ず指導者や協力者が現われてくると教えてます。 (№38)

(21) 人間の成長過程には順序とプロセスがある。
依存の状態から自立の状態へ。最後は相互依存の状態の3つ。それぞれのキーワードは、“あなた”、“私”、“私たち”。このステップは企業の成長過程にも当てはまります。 (No.39)
創造性を高める決め手といわれる「分離再結合の原理」です。

(22) 知識主義で頭でっかちでは、何の役にも立たない。知識主義は第二の学問で、精神修養主義、精神の形成が第一の学問である。
その為に、見識から胆識へと段階があり、成熟させないといけない。心のベースに“志”をしっかり堅持していることが条件である。 (No.41)

(23) 自分の視野が広がり思考や発想を豊かにし経営能力・人間力・仕事力を高めるには、人脈の質の高さを求めよ
量の多さではない。自分よりレベルの高い人達との交流を図れ。
過去の人で面会は不可能でも私淑する人物を持ちなさい。
人脈とは現在生きている人以外にも含めることを云います。 (No.43)

(24) 人間・人生で最高の目標は、「徳」を養うこと言われています。人は皆生まれながらにして「徳」を授かって生まれていますが、その良心を発揮するのが難しいのです。人間として守るべき、また実践すべき徳目を五つに分けて「五常の道」として学ぶのです。また、それらは経営や人生において欠くことのできない貴重な教えであります。(No.44~47) 一生の宝物となる教えです。

(25) 教育とは英語でEducation(エドュケーション)といい、語源はエドュカーレ(ラテン語)といい“引き出す”の意味。教育の本質は無限の人間の潜在能力・保有能力を引き出してあげ発揮能力まで高めてあげること。与えること教えることではありません。押しつけ押し込むより引き出すことなのです。(No.49・50)

 以上各種述べてまいりました。一つでも自分の胸の中にストーンと落ちるものがあれば、本物の教訓として今後活かされていくでしょう。人間は本来忘れる動物です。だからこそ、間を置く反復が大切なのでしょう。

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