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    山口一道

    Author:山口一道
    山口経営コンサルタント事務所 代表
    YMCグループ 代表理事

    長崎大学経済学部卒
    経営コンサルタント業歴35年
    リーダーシップをはじめ幅広いテーマに対応 
    リーダーのあり方に警鐘を鳴らし、若手経営者の育成に力を注いでいます。

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2011/04/23(Sat)

(No.103) 人生や事業、すべては“志”から始まる (4/4)

 私利私欲や自己中心を基本にした目標を達成した場合には、次の状態が待っているのです。
つまり、せっかく長い間、創意工夫し切磋琢磨し勤勉努力して過去に打ち立てられたビジョンを達成した人もいるでしょう。しかし、それは瞬間的な成功であり得意絶頂になると、その瞬間がターニングポイント(変化の頂点)になり、あとは少しずつ衰退が待っているのです。驚かれると思いますが・・・。
 
 心理面の動きで考えますと、危機意識や高い欲求水準に支えられたビジョンや目標は、いったん実現すると達成感・安心感が生じます。次には自己能力に対する自惚れ、奢りの心が芽生え現状安住感・安楽感、心のゆとりや余裕から、慢心や甘えの心が生じてくるものです。特に経営者の方が陥りやすい様であります。

 栄枯盛衰は世の常で天地自然の理法で宇宙の哲理なのです。絶対必然の世界と言われます。ここから始まるのが失意どん底や失望落胆や断崖絶壁や危機一髪や背水の陣に追い込まれた場面に遭遇していくのです。俗にいう逆境・苦境・困窮・困難・苦しみであります。
 
 その様な時に七難八苦にめげない、艱難辛苦や千辛万苦を乗り越える、逃げない、臥薪嘗胆に耐える、辛抱できるか否かで再び人間が試練を試されていくのです。

 人生とは生まれて死ぬまで順調で順風満帆ばかりであってほしいものですが、そうはなってない様であります。試練は、各人各様でしょうが人生とは、山あり谷あり、一難去ってまた一難の連続である様です。そういう環境を力強く壁を乗り越え、逃げずに追いかけていきたいものです。

 苦から逃げるからこそ、苦が追いかけてくると言われています。考えてみれば人生とは、いくつもの関所を通っていかなければならない旅の様なものなのでしょうね。

 だからこそ、「逆境は神の恩寵的試練である」とか「艱難辛苦は汝を玉にす」とか「順にあって逆を思うこと」とか「逆境こそ成長の好機である」と古典に書かれていて、現代に生活している我々に教えを残しているのでしょう。有難い限りであります。約5000年間も風雪に耐えてふるいにかけられた教えであるのです。

 聖賢や先人や古人の人生体験や失敗に学ぶ価値がここにあるのでしょう。そういう苦境や逆境に耐え辛抱するためにも、“真の志”というものを確乎たるものにし、固めてからでないと物事は順調そうに進んでも、いつかは塞がりますよと教えているのでしょう。物質や金銭を至上主義にして展開されている現代という時代だからこそ、これらの教えに大いに学ぶべきではと思っております。

 最後にまとめとして、確乎不抜の真の志を立てることが何をやるにも根本の根本であるということであります。 人生全般すべて、または経営や事業すべては、志から、つまり真の志を立てることから始まるのであります。

 少なくとも我々リーダーは、間違っても自己中心で私利私欲に満ちた夢や目標(ビジョン)は掲げないで頂きたいと存じます。それらは真の志とは、ほど遠いもので単なる野心か野望に過ぎないものであります。
 
 あえて理想を申し上げるならば、ビジョン(目標)で生きるよりはミッション(使命)で生きることをおすすめいたします。 その理由は、ビジョンで生きれば達成するのは自力本願ですから苦しみが伴います

 しかし、ミッションで生きると、天から与えられた天命や使命に従って生きていくのですから苦が伴わないのであります。他力本願で他の力が自然に働き私達を応援してくれのです。喜びながら働くことができ、働くことが喜びになるということであります。 
 
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