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    山口一道

    Author:山口一道
    山口経営コンサルタント事務所 代表
    YMCグループ 代表理事

    長崎大学経済学部卒
    経営コンサルタント業歴35年
    リーダーシップをはじめ幅広いテーマに対応 
    リーダーのあり方に警鐘を鳴らし、若手経営者の育成に力を注いでいます。

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2013/05/04(Sat)

(No.209) 激変時代における経営者の必須条件とは?(4/4)

前回、あなたは経営者として有事の際に自責の人で踏ん張れる人か、他責の人で環境のせいにする人かどちらの人に近いのでしょうか?と問いかけを致しました。この件に関してもう少し考えていきましょう。
 
私が提言したいことは、経営者が普段の無事、平時の時に「有事の際の自己」を知っておくのは非常に重要な事であるということなのです。
 
と言いますのも平時の際の自己をいかに知っていても、万が一の有事の際に遭遇していざと言う時は全然ものの役には立たないからであります。どうか自己を振り返ってみて、「有事の際の自己」を掴んでおいて下さい。
 
自責か他責かを頭で単に言葉として理解しているのと、「信念」として自覚して日頃の行動まで出来ている人では180度人間のタイプが分かれて行きます。特に経営者は日頃から「自責の人」を実践していないと、いざと言う時には人間の弱さが出てスッと他責の人にすり替わっていくものです。
 
 今後、万が一会社の経営が苦しくなる様な事が起こったら、それは不況のせいではなく、また他責にするのではなく、全て自分の責任と捉えなければいけないのです。
 
 経営とは、マーケティング(市場開発機能)とイノベーション(革新機能)を起こす事であります。「経営の基本的2大機能」と呼ばれています。
 
実は、成功する人間というのは、こういう不況時にこそ、前回にも触れました様に心の姿勢面で一番大切である「厳しさ」「信念」から知恵を発揮し、真のイノベーションを起こすものなのです。
 
 それらを起こす為に、不況時は「不況だから」とか「環境が悪いから」とか「消費が冷え込んでいるから」という「一切の他責」を許さない信念をリーダーが持ち続け、組織にそれをルール化し浸透化し意識の大転換をしなければいけないのです 
 
 逆境や不況は組織のこれまでの「人・物・金・時間」の無駄な膿みを吐き出し、新しい進化した組織をつくる為に神様がくれたプレゼントなのです。
 
 「不況なお良し、不況は最大のチャンスなり」松下幸之助氏) 「逆境は神の恩寵的試練である」等の箴言の真意をしっかりとかみしめたいと思います。
 
 現状の様な政治も経済も経営も世界的な激変時代は、経営者にとって大変なピンチではなく、1世紀に一度の大チャンスなのです。その大きな激変の時代の中でお互いに生きているのです。その環境をピンチとするかチャンスと考えるかその受け止め方一つで、どんなにも変化することが可能であります。

 「人生は 受け止め方で どんなにも 変化するもの ありがたきかな」であります。
 
最後になりますが、今こそリーダーの資質や必須の条件が、切に求められている環境は他にはないと思います。前向きに考えれば、今は最高の時なのだとも考えられます。反論も聞こえて来そうですが・・・。
 
これを越えた先には、きっと素晴らしい未来が待っていると思います。苦しい時にこそ、積極的な心で前向きでワクワク心で挑む、それが真のリーダーに求められる心の姿勢なのです。
 
 ややもすると傾きがちな己の心を、この際、垂直に立て直して、より切磋琢磨、より刻苦勉励をして行こうではありませんか。無数の未来のために、たった一つしかない今を大事に致しましょう。
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2013/05/11(Sat)

(No.210) 成功社長から学ぶ最強の5つの力とは? (1/5)

ビジネスマンや事業家、会社の経営者であられるなら、皆一様に成功することを願い、それを目標に日夜戦い続けておられると思います。
 
 今回は過去に成功や大成功をおさめた人々に学ぶことにより、彼らに共通している力は何であるのかについて述べてみたいと思います。沢山考えられますが、その中でも経営学の本にはあまり書かれていない特筆すべき5項目の力に絞ってお伝えしたいと思います。
 
 1つ目の力は、大きな夢を信じきる力「自信力」についてです。
 
自分の成功を信じきる力、それも未知のものだから当然、根拠のない自信であります。この根拠のない自信が大事なのです。その不確定で根拠のない自信のベースには「人間の潜在能力はとんでもなく凄いのだ」との確固たる人間観と信念がありそれが自信力へとつながっているのです。
 
 と同時に、まだ体験したことのない将来のイメージを想像力を駆使して想念できる力を持っている人なのです。その根拠のないイメージを作れるか否かが非常に大事なポイントであります。その力を誰に教わることもなく身に付けている人で「人の能力の限界はイマジネーション能力の限界と同じである」と言われるゆえんであります。
 
 前置きが長くなりましたが、ビジネスの世界でもスポーツの世界でも、ことあるごとに「精神力」の大切さが取りざたされますが、否定はできませんが本当に重要なのはこの「自信力」なのです。精神力より自信力の方が重要であります。悪い意味で使われることもありますが、良い意味での自信力過剰を薦めたいと思います。
 
 「自信力」という、その意味は、自分を信じきる「勇気」のことです自分を信じきるというのは、もの凄く難しいことです。その道で、とてつもない業績を上げた人はみな、一般人なら想像もしない様な大きな夢を描いています。それは「勇気と自信力」という両刀の心が備わっているからなのです。
 
しかも、「必ずできる、絶対実現できる」「自分は成し遂げられる」と、何の疑いもなく心の底から信じ込んでいます。「できる絶対実現できる」と考える可能思考の達人なのですよって何を成すにしても可能思考のみが正しい道なのです不可能思考ではどんな些細なことでも実現は不可能なのです。「無理だ」と思えば絶対的に最初から無理なのです。
 
 過去の有名な成功事例に学びますと、ビジネスの世界でその典型といえるのが、「世界のホンダ」を作った本田宗一郎氏でしょう。言い伝えによりますと、彼は「町工場のオヤジさん」だった時代から「世界のホンダ」になるという夢を持ち、しかもその夢は間違いなく実現できると信じて疑いませんでした。その後の活躍は皆さんご存じの通りであります。
 
 最近のスポーツの世界での典型は、何と言ってもゴルフの石川遼選手でしょう。彼は「二十歳でマスターズに優勝する」と、作文に書いたのが何と小学校の4年生とのことです。もちろんマスターズで優勝した日本人など過去に誰一人としていません。これはまさに「途方も無い夢」だったのです。
 
 その業界にて抜きん出て成功させる人は「業界トップシェアを獲得すること」や 「100億円以上の年商」や「全国各地に拠点を持つこと」といったビジネスでの成功に対して、躊躇なく「絶対やってやる」「俺ならできる」と自分の成功を信じ込んでいた人達ばかりなのです。それも根拠のない自信を持っていた人達ばかりであります。
 
(次回に続きます)
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2013/05/18(Sat)

(No.211) 成功社長から学ぶ最強の5つの力とは? (2/5)

 次に2つ目の力は、物事を「論理的思考で詰める力」についてです。
 
 とんでもなく優秀な経営者は、とんでもない夢を描き、それを必ず実現できると信じ込んでいる人達であると述べました。もちろん彼等は、ぼんやりと夢を見ているだけではありません。それでは、ただの誇大妄想にしか過ぎません。
 
 では、彼等を単なる空想家や大ボラ吹きではなく、超一流の成功者にしたものは何なのでしょうか?
それが論理的思考を駆使した「詰める力」なのです。「詰める力」とは、問題点(手の打てる原因の事)を発見し、分析してひとつひとつ詰めていくという力になります。
 
また、論理的思考とは科学的思考のことで三段論法と言われ、A=B,B=CよってA=Cであると、この様に組み立てて考える力のことです。説得力にもつながります。それに加えて、論理学の三段論法と言われる、テーゼ(正)、アンチテーゼ(反)、ジンテーゼ(合)の一般的な正・反・合の理論があります。正があって反があり、それら両面を合わせて進めるので合といい、矛盾を統一し相対(待)的なものを限りなく創造クリエートして展開することなどを意味しています。
 
前回触れました、1つ目の力である「自信力」のもとである「成功した自分を想像してイメージする」のは右脳の役割になります。そしてこの2つ目の「詰める力」という論理的作業や思考は左脳の役割になります。脳の場所が右と左で全く異なっているのです。
 
 超一流の経営者は、本人が意識していなくても、常に右脳が描くイメージを、左脳の力がサポートしているのです。この左と右の脳は表裏一体の関係であり、分離不可能の関係にあり、車の両輪と同じで片方だけでは役に立たないのです。
 
ここまで読まれた方は、「これなら俺でも可能性があり、できそうだ」と思われるのではと考えますが、ところが、ここで注意していただきたい事があります。つまり、より高いレベルで事業や経営を拡げていくには「詰める力」だけでは不十分であり、この「詰める力」のもとになる情報が欠かせないと言う点であります
 
具体的に説明しますと、経営面では「定石」を知らなければなりません。囲碁や将棋と全く同じでありまして、「定石」を知らずして勘と根性だけでは上手くならないのと同じであります。
 
 この様に成功する経営者は、時間とコストをかけて様々な情報を収集し(情報の中には経営の定石や専門的知識は当然含まれます)分析を行ない何をやったら良いのかをきちんと分かった上で、結果を出しているのです。
 
その意味では普通の経営者の何倍もの努力をなさっておられる方々ばかりなのです。やはり本物の人は見えないところで相当の努力をなさり、その努力が彼を支えているのです。
 
 現代のビジネスは過去と比較しても相当高度化・複雑化していますので、前回に少し触れました通り、単に精神力根性だけでは絶対に太刀打ちできないことだけは決して忘れないでください。
 
厳しい言い方を致しますと、大企業では当然でありますが中小企業に於いても、素人経営者の競争の時代から、玄人経営者同士の競争の時代に突入していると考えてもよろしいかと存じます。つまりプロ経営者同士の戦いの時代到来であります。この点は心して頂きたいと思います。 
 
(次回に続きます)
 
 
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2013/05/25(Sat)

(No.212) 成功社長から学ぶ最強の5つの力とは? (3/5)

前回までは「勇気を伴った根拠なき自信力」「論理的思考で詰める力」の2つについて説明を致しました。引き続き説明を続けていきましょう。
 
3つ目の力は、「本気でのめりこむ集中力」についてです。
 
 今回絞り込みました5つの力の中で最も際立っている力が、この「本気でのめりこむ力」になります。何かを必ずやり遂げる経営者には「なんとしても俺が絶対実現させる」というスゴミとでも言うか迫力・気迫が感じられます。
 
 つまり「やるべき時は、本気で寝食を忘れてのめり込む力」があるのです。もちろん、みなさんも自分の責務を果たすべく、「一所懸命」に仕事に取り組んでいらっしゃると思います。それは間違いないでしょう。
 
ところが、以前のコラムでも述べましたが、「本気」「一所懸命」は、一見同じ様に思えますが、似て非なるものであります。本質は全く違うのです。(当経営コラムNo205をご参照下さい
 
この2つの要素は、ボチボチやるのか、ほどほど成功するのか、人が驚くほど成功するのか、のいずれかを決定付ける重要な条件になります。
 
商売やビジネスの世界で、「本気」の域に達している人は、実は決して多くはありません。エッと驚かれ「俺は本気で取り組んでいるのだ」と反論が聞こえてきそうですが、「本気でかつ一所懸命に取り組んでいるのだ」と自分で主観的に感覚的に思っているだけであり、実は「本気」という概念は難しいものなのです。
 
 「一所懸命」だけでも、日頃、真面目で要領よく動く人であれば、そこそこの業績の達成はできます。しかし周りがアッと驚くほどの業績を達成する域に行きたいのなら、「本気」でのめり込まなければいけないのです。「一所懸命」は、嫌々ながらでもできます。周りの誰かに言われて「仕方ないなぁ」と思いながらでも、人は「一所懸命」やるのです。
 
 しかし、「一所懸命」これは「消極的な自己犠牲」であり、つまり、嫌々シブシブやっていることになります。なので、ワクワクしないし、非常に辛いことなのです。
 
一方「本気」は違います。自分の強い意志力がないと「本気」にはなれません。その事柄に夢中になってのめり込んでいる状態が「本気」の状態なのです。
 
 「本気」「積極的な自己犠牲」なので、本人はすごくワクワクしています。端からみればすごく大変そうなことでも、疲れやつらさを感じずに努力し続けられます。なぜなら、自分自身の強い意志が出発点になっているからです。
 
そして、この「本気でのめり込む力」が驚くべき集中力の原動力となり、続けていけば、大きく成功することが可能となるのです。   
 
もう少し本気について述べてみますが、以前のコラムでも触れましたが「本気」になると言うことは性根が据わる、魂が変わると言うことでもあります。ところが人間はなかなか決断をしないのです。いや自分一人ではどうしても出来ないのです。
 
 頭では理解できているのですが、ついつい以前と同じ様な時間を繰り返して行動が変わらない動物なのです。理解と行動は全く次元が異なっていて、それらを司っている脳の場所も異なっているのです。理解は大脳新皮質、行動は大脳辺縁系と場所から違っているのです。
 
理解は実在(表面)意識、行動は潜在意識が司っているのです。このバラバラの2つを渾然一体となし「知行合一」に持っていくには、坐禅や瞑想の力を借りるのが一番早道と言われます。だから昔の達人達は坐禅の修行を常に怠らなかったのです。
 
 また人間は自分に甘いもので、自分で自分をそこまで追い込めないのが人間なのです。従来通りのやり方で、まだまだ通用すると思っているから変えようとはしないのです。
 
この様に、頭で理解し分かっていても、なかなか本気になれないのが「本気」という状態なのです。ではなぜ私達は簡単に本気になれないのでしょうか?
 
それは、簡単に言えば、外の環境はマクロ経済的には大変と言われていますが、普段は順境であり、そこまで自分を無理して追い込まなくても、毎日真面目に、ぼちぼちやっていれば、どうにかなるからであり、どうにか生きていけるからであります。
 
(次回に続きます)
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