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    山口一道

    Author:山口一道
    山口経営コンサルタント事務所 代表
    YMCグループ 代表理事

    長崎大学経済学部卒
    経営コンサルタント業歴35年
    リーダーシップをはじめ幅広いテーマに対応 
    リーダーのあり方に警鐘を鳴らし、若手経営者の育成に力を注いでいます。

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2013/11/02(Sat)

(No.235) マイナス感情を切り換えるクリアリングの言葉 (2/2)

前回に続いてクリアリングの言葉について説明を続けて行きます。イエスバット法の次は
     有無無有(うむ むゆう)思考法とは?についてです。
 
  イエスバット法でバットの次に、なかなか肯定的思考が浮かばないことがあります。その時はこの「有無無有思考法」で訓練する方法があります。
 
相手に有って自分に無いもの 自分に有って相手に無いもの」両方の見方をしてみることです。
何でも否定的に捉える習慣の人は「相手に有って自分に無いもの」という片側だけの減点法の見方に偏っているからイエスバット法がうまくいかないのです。
 
そういう人は、もう片一方の「相手に無くて自分に有るもの」という加点法の発想をすることで格段と肯定的思考ができるようになります。
 
  つまり不可能思考で「難しい」「できない」という思考の元になっている「なぜならこれが無いからあれが無いから」「金もない人もない技術もない」などのマイナス発想を「これが有る あれも有る」という発想や思いに変えるだけで、自然に「難しい」→「しかしあれも有るし、これも有る」→「よってできるぞ」というプラス発想が可能になるのです
 
従って「難しいできない」→「でもできる」というイエスバット法の2段階法の思考をしても、なかなかプラスのイメージ、プラスの感情が湧かない時は「できない理由 弱みになること」が左脳(理屈の脳)の判断で生じている状態ですから意識的に「できる理由強みになること」を考えてみることが大切なのです
 
     サイキングアップ気持ちをあげる)の言葉とカームダウン冷静にする)の言葉とは?
 
スポーツで肉体や身体のウォーミングアップと言いますが、気持ちを高めるのをサイキングアップと言います。失敗などして気分が落ち込んだ時のために使う言葉も用意しておいた方が良いでしょう
 
自分の気分を高ぶらせるキーワードとして「俺は人と違う」「こんなことは大した事じゃない」「俺は小さなことでクヨクヨしない」などの言葉がよいでしょう。失敗して落ち込んだ時、瞬時的にヴィゴラス脳力強く元気な活気ある精力的な脳の意味です)にする言葉になるからです。ヴィゴラス脳は全てを成功に導く原点になるもので、我々全ての人にとって凄く大切な脳の状態の事であります。 

  意気消沈して弱気になった時、脳の中の扁桃核(好き嫌いの脳と呼ばれる)は「不快」の状態で、集中力が乱れたり雑念が入りやすいものです。そんな時に利用するのが「サイキングアップの言葉」になります。
 
次にカームダウンの言葉について・・・非常に重要です。図に乗りすぎている時に、自分を冷静にする言葉です。経営者ならば、この自分を冷静にさせる言葉も必ず作っておいた方が良いでしょう
 
脳は本来怠け者なのです。物事がうまく行き、ある程度の成功が手に入ると現状に満足してしまい、次の目標が見いだせないバーンアウトの状態(燃え尽き症候群)に陥ってしまうことになるからです。
 
脳が「これで良い」「これで充分だ」と思ってしまうと、新たなる目標が思い描けなくなってしまうのです。経営の場面や、経営者の心理の中では短期的目標をクリアーすれば、そこで満足してしまい安心感が働き、次の短期目標の達成が困難になることを戒めるための手法になります。
 
  経営実務では、成長発展がある時期から突然ストップしてしまうケースがあります。色んな要素要因が絡んでいますので一言では説明できないでしょうが、大脳生理学的に考えますとバーンアウトが理由の場合も当然あるのです。
 
  ここまで成長発展してきたのだから、将来もボチボチこの辺でいいだろうと思った瞬間に成長発展がストップしてしまうのです。そういう意味で将来、成長発展を目指す経営者にとってはカームダウンの言葉は非常に重要であると申し上げたいのです
 
だからナンバーワンやオンリーワンの成功や、とてつもない大きな目標を目指す人には、大きな長期目標を達成するまでは、小さな短期目標の達成で決して欲が燃え尽きてしまわない様に、常に自分に「まだまだこんなものじゃない」「ここで気を抜くな」という頭を冷やす言葉を語り続けておくことが必要なのです
 
  例えば「俺は10年後に今までにない商品やサービスを開発して日本のモノづくりに革命を起こす、絶対に成功している、だから俺は人と違う」などとサイキングアップ強気になる決意をし、次に
 
「今の成功に満足するな。俺の最終目標はもっともっと高いのだ、この成功は過程に過ぎない。よって、まだまだ気を抜くな」と自己を戒め、冷静になる決意をしていくのです。これらが「カームダウンの言葉」になります。皆さんもこれを機に自分の言葉で考えられて準備なさったらいかがでしょうか。
 
最後にしますが、今回のテーマのクリアリングの方法については、全てに言葉がからんでいることにお気づきだと思います。
 
以前にも述べましたが、思考(=言葉)感情イメージの三者がとても密接に連鎖しているからです。今一度、言葉=思考)の重要性をお互いにかみしめてみたいと思います。
言葉は人生を決定する。言葉は神なりき」であります。
 
(当経営コラムNo225ヴィゴラス脳について  No194言葉の影響力について   No195同左をご参照下さい)
 
 
 
★お問合せ、ご意見、ご感想がございましたら、お気軽にメールでのお問合せをご利用下さいませ。
お待ち致しております。    

  執筆担当者 山口一道宛のメールアドレスは右記です。
mailto:yamacon@har.bbiq.jp

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2013/11/09(Sat)

(No.236) 思考と行動を完全に支配する潜在意識の恐ろしさ -その1-

  潜在意識を変えるともの凄いことが起こります。あなたの思考と行動の99%は潜在意識が支配しているのです。
 
  ちなみに実在(表面)意識思考や想像の源をなし、潜在意識は力の動力源という役割を担っています。つまり、潜在意識は他から受けた印象や、自分自身の長い人生の体験の貯蔵倉庫になっています。
 
潜在意識は人間の生命を生かしたり、守ったりする貴重で重大な役割を持つと同時に、実在意識の思念することを現実化するための支援を行うものです。この二つの意識は協調して働くのですが、最も安心のできる信頼性のある大きな力を持っているのが潜在意識なのです。
 
しかし多くの人が潜在意識を知りながらその重要性に気づいていません。今後、潜在意識の重大さを意識して生活をすることが重要になってくると思います。しかし現代人の潜在意識は、情報過多の時代ですから、マスコミやマスメディアの影響でマイナスイメージや消極的な観念で充満しているのが現状です
 
そして潜在意識の中の消極的な記憶実在意識へ大きな影響を与えてしまっています。
例えば具体例を説明しますと、実在意識が「よしやろう」と決意しても、潜在意識が「以前に失敗している。お前にできるわけがないよ」と、足を引っ張ります。実在意識が「なんとしてもやるのだ」と再び決意しても、潜在意識が「やっぱりお前には無理だよ」と反応して決心を崩しにかかります。
 
そして結局は実在意識潜在意識に「やはりそうか」と屈服されてしまうことになります。従ってどんなに実在意識がやる気をだしても、潜在意識が恊働しないことには失敗に終わってしまうのです。
 
この状態を如何にしてプラスイメージに更改するかが今後の重要なポイントになって行くと思われます。着眼大局は心の改善と意識の改善、具体的な着手小局は潜在意識の更改改変と言えると思います。
 
ところで「マイナス思考の人は、どんなにプラス思考の本を読んでも他人のアドバイスを聞いてもプラス思考にならない。逆にプラス思考の人が、プラス思考の本を読んだり他人のアドバイスを聞けば、ますますプラス思考になる」と言われています。この言葉は以前本コラムでも述べた記憶があります。
 
要するにマイナス思考もプラス思考も本人にとっては、すでに潜在意識の中では確信(確固たる信念)になっているのです。だから、確信になっているものを変えることは非常に困難なことであります
 
脳のほとんどである95%を占めている潜在意識が、マイナスかプラスか?否定的か肯定的か?どちらに条件づけられているかで実行するか否か?成功するか?不成功か?が決定されてしまうからです
 
だが心配はご無用です。対処の方法があります。思いを「かも?」と変えれば変わって行きます。
具体的実践法の理論は少し専門的になりますが、知の脳と言われる大脳新皮質の中にある右脳(イメージの脳)の活用をすることで、感情脳と言われる大脳辺縁系の中にある扁桃核を快にして潜在意識に記憶させれば良いのです。
 
具体的な事例をあげて説明しますと次の様になります。例えば

「うちの妻は怖いだけでなく、かわいいところもあるのかも?
  「あの人は悪い人でなくいい人かも?」「俺が一人で勝手に誤解しているのかも?
  「幹部はやる気がないと思っているが、ほんとはみんなやる気があるのかも?
  「俺の経営は間違いがないと思っているが、間違っているのかも?
  「社員は能力がない様に見えるが、それぞれ能力を持っているのかも?」などと思いを変えることです。いとも簡単ですね。
 
話は少し横道にそれるかも知れませんが「事実などはない、あるのは解釈のみだ」とニーチェ(独 哲学者)が言っています。要は「全ての物事や出来事は脳がどう解釈したかどうかによるのだ」と言っています。
 
客観的事実などはない、あるのは主観のみだ」と同じです。この世の中の現実は、見方を変えてみれば客観的事実などはあるようで本来はないのも同じで、全て主観で自分の見方や思いや解釈の反映なのです
 
自分の想念が自分の人生を形づくる」と言う通りなのです。だから一人静かに心を静める瞑想によって精神レベルを高め想念の力を増やせと言われているのです。
 
(カニ)は己の甲羅に似せて穴を掘る」と古い言い伝えがあります。この言葉が意味することは、人も蟹と同様に自分の立場や分相応の言動や想念をするもので、その望みも身の丈に応じたものだと言われ、読んで字句の通り肯定的な見方もあります。
 
しかし、この言葉を反対側から眺めますと、人間はもっと大きな想念ができるのに活用もせず、もったいなくて宝の持ち腐れである。こじんまりとしてしまい自己を限定してしまう。人間は無限の潜在能力を持っているのに認識も意識もせずにチャレンジもせずに発揮もせずに死んで行くことが多いもの、だから「人間よもっとデッカイ穴を掘れ」と教えているのです。
 
心理学や大脳生理学、イメージトレーニング界で一般的に言われています「能力の限界はイメージ力の限界と同じ」「能力の差はイメージ力の差」と言われている通りなのです。もち論、潜在意識が大いに関与していることは否定できないのです。
 
(次回に続きます)
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2013/11/16(Sat)

(No.237) 思考と行動を完全に支配する潜在意識の恐ろしさ -その2-

また「心が積極的であれば積極的なものを引きつけ、心が消極的であれば消極的なものを引きつける」とも言います。心を積極的にし、その状態をキープすることがいかに大事なことかを指摘しています。
 
心の積極化の重要さに関して大事な点を上げておきましょう。次の4点です。
 
     幸福や幸運は積極的な人が好きである。
     幸福や幸運は自分から呼び寄せないと来ない、待っていても来ない。
     呼び寄せるとは、心を積極化すること。
     本当に積極心が必要なときは病気や不運がきた時。その時は積極一貫で乗り越えるしかありません。「身が病の時にこそ心まで病にするな」せっかく備わっている自然治癒力も心を消極的で弱くすると発揮もできないからです。「不運や悲運に見舞われた時は心まで消極にするな」その時にこそ心を積極的にせよと言われています。
 
また一行目のアンダーラインが付いた「引きつける」という言葉は①「類は友を呼ぶ」②「因果は同類に従う」③「同気は相求める」④「同じ波長波動の人は共鳴して、引き合い集められる」などと全て同じことを意味しています。
 
つまり、プラスはプラスを、マイナスはマイナスを呼ぶと言うことなのです。心が積極的なら積極的なものを、消極的なら消極的なものを引きつけるということです。だから良い人と付き合いたいと思えば想念のレベルを上げ、良い人になることが必要なのだとなります。
 
前述の②の「因果は同類に従う」と言うことは、思考したことが、それと同類の感情と結びつくと、になり、潜在意識にインプット刻印されると言うことです。それが将来必ず実現するという理論です。
 
古い言葉で「異熟」とも言います。約2500年前から分かっていたのには驚くばかりです。仏教の中に残っている教えなのです。その当時は潜在意識という言葉はありませんから「アラヤ識」という言葉で表現されています。現代では科学的にも実証されている理論の一つになります。
 
プラス思考とプラス感情が結合すれば、脳に記憶され貯蔵されます。プラスとマイナスでは打ち消しあって記憶はされない」これが「因果は同類に従う」の意味することになります。法則です。
 
だから「絶対自分は成功する。きっと成功する」と繰り返し感情込めて自分に暗示を与えると潜在意識に刻印され、近い将来必ず実現するということです。だから自己暗示を常に実行して下さい。鏡に向かって。
 
思考言葉)・感情・イメージを全てプラスにすれば誰でも成功を実現する仕組みになっているのです。三位一体の関係であります。一つでも欠けては成り立たないのです。
 
思考(左脳)とイメージ(右脳)はプラスになっているのに、感情が伴ってない人が多いのです。その結果なかなか上手くいかない人が多いのです。それは、ただのプラスの空想をやっているに過ぎないことになります。
 
具体的には感情の脳である大脳辺縁系の中にある扁桃核の活用ができていないからです。つまり扁桃核が「」の感情を認識していないから上手く行かないのです。
 
思考 感情 イメージの3つが全てプラスの状態になっていて、「ドーパミン」や「ベータエンドルフィン」の脳内ホルモンが盛んに分泌された状態のことを、一般的にはヴィゴラスの脳と言われています。
 
(次回に続きます)

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2013/11/23(Sat)

(No.238) 思考と行動を完全に支配する潜在意識の恐ろしさ -その3-

ヴィゴラスとは強い 元気な 勢力ある 活気ある を意味する英語です。ヴィゴラスの脳になっている人は、本人の保有している潜在能力が100%以上発揮されるという我々にとっては物の宝以上に価値がある凄い状態のことです。
 
ヴィゴラス脳を知ったからには目指さないではおられません。ヴィゴラス状態とは、脳が超プラス思考の状態になるように思考 感情 イメージが全てプラスにスイッチがオンになった状態のことです。
 
お金なんかは一円もかかりません。ただ思いを変えるだけです。いとも簡単なことです。己の成長成功を期待してお互いに奮起して超プラス思考の人間にチャレンジしようではありませんか!!
 
  ところで皆さんよくご存じの様に、理解することと行動することは全く次元が異なっていて、それらを司っている脳の場所も異なっています。もう数十年も前から大脳生理学では科学的に実証されていて今では常識になっています。
 
専門的には理解は知の脳の大脳新皮質で、意識領域の実在(表面)意識が司り、行動は感情脳の大脳辺縁系で無意識領域の潜在意識が司っています。だからこそ理解と行動は全く次元が異なっていて、頭と行動は一致しないのが世の常なのです。
 
ちなみに「経営は行動実践学」と言われ、いかに知識を保有していても実践行動が伴わないと結果は一歩も進まないのです。
 
昔から「知行合一」と言われるのは難度が高く、すんなり解決が難しかったからなのです。「知行合一」の実践法は大脳生理学や心理学の成果によると、瞑想によって初めて可能になると教えています。心の浄化作業のことです。これをやれば自己変革が容易にできると教えています。以前にも触れましたが瞑想の大切さがここでも出て参りました。
 
要するに理解行動を一本化することを「知行合一」と言うのです。その言葉の意味するところは「本当に知るということは必ず実践が伴うことである」「学ぶだけでなく行動に移さなければ本当の知恵にはならない」「知は行動の始めであり、行動は知が成立したことである」ということです。
 
また「知行合一」に持っていくには、坐禅瞑想の力を借りるのが一番早道と言われます。だから昔の達人達は坐禅の修行を常に怠らなかったのです。
 
約2500年以上も前から、昔の達人達はコツを掴んでいたとは、ただただ驚ろかされるばかりです。やっとそれが現代になり科学的に実証されたのです。修養を通して「知行合一」が実践できる人になろうではありませんか。自己変革 自己革新をしようではありませんか。
 
結論として「人間は瞑想を媒介した場合に限り自己変革ができる」のです。これが万物の霊長である人間の霊性であります。瞑想を断行しない人はどうしても思考習慣から脱却できなくて、錯覚の習慣からも脱却できず、よって運命の形成を支配もできないとも言われています。
 
潜在意識の偉大さに比べても劣らないほど、瞑想の効果は凄いものであります。瞑想は一人の時に一人静かに心を静めることです。また深く己を見つめることを言います。
 
心を静めてこそ心の平安が生まれるし、我々人間すべての究極的目標であり、理想であると言われる「穏やかな心」が育っていくものです。「穏やかな心」になればなるほど、大きな成功や権威が手にできると言われています。それはその人の宝であり財産に匹敵するものでしょう。
 
少し驚かれるかも知れませんが、世界的に最も広く受け入れられているのが瞑想であります。日本人は坐禅というと何やら宗教じみていて、宗教に関わる修行のように感じて敬遠する人が多い様な感じがいたします。
 
しかし現実の大脳生理学の分野では、堂々と坐禅の効果や効用が論文発表されています。もう少し時間がかかるでしょうが、ひょっとしたら将来爆発的にブームがやってくるかも?知れません。
 
専門家の話によると、坐禅や瞑想はストレスを回避したり、心を落ち着ける作用がある脳内神経ホルモンである「セロトニン」分泌の促進剤にもなっているようであります。
 
(次回に続きます)
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2013/11/30(Sat)

(No.239) 思考と行動を完全に支配する潜在意識の恐ろしさ -その4-

前回まで人の思考と行動を強力に支配する潜在意識の恐ろしさや偉大な力について述べてまいりました。よって潜在意識を変えるともの凄いことが起こるのです。
 
少し専門的になりますが、大脳を構成する約150億個の膨大な脳細胞は大きく分けて二つの働き方をしています。一つは「流動型」の働きで、もう一つは「結晶型」の働きであります。
 
流動型の働き物事をゆっくり、じっくりと考えるときに活動する脳細胞の働き方です。数学の問題を解くような論理的思考には流動型が使われています。また相手の出方をじっくり先読みする囲碁や将棋などをする時も脳は流動型になっています。
 
一方、直感的に物事を認識したり判断する時には結晶型の働きが使われています。目の前にあるものを見て本だ  ノートだ パソコンだ ビールだ ミカンだ 等を瞬間的に認識して理解できるのは、過去に見たり読んだり飲んだり食べたり触ったりした記憶データを基に結晶型の働きが瞬時に判断しているからです

  日常生活で誰もが体験していることなので、なんだ当たり前じゃないかと思われるでしょう。実は対象物を瞬間的に認識できるのは脳の結晶型という働きのお陰なのです。
 
違った事例を挙げてみますが、ある時あなたが積極的でプラス思考になろうとしても、ふっと過去の記憶がよみがえり、マイナスで消極的な思考が出てくる時があります。これは思考時における結晶型の働きのせいであります。当然、無意識の潜在意識が働き出すためです。
 
この様に皆さんよくご存じの「梅干しを見ると唾液が出る」という条件反射と同様、私達の脳は物事を意識的に考えるだけでなく無意識の領域、つまり潜在意識で過去の記憶データを脳が勝手に検索照合し判断を下したりしているのです
 
また結晶型の働きの判断に使われる過去の記憶データが脳のどこに貯蓄されているかというと、それは専門的な言葉で言うと本能反射領域という所になります。チョット難しくなりますが、本能反射領域とは、脳の奥深い所にある大脳辺縁系脳幹の二箇所のことを指しています。もち論覚える必要はありません。
 
また本能反射領域に努力やチャレンジすることが「嬉しい楽しい得意」などと「快や喜び」や「良い感情」を伴った成功体験として保存されている人は、新しいチャレンジに対して結晶型の働きが「嬉しい楽しい得意」といった判断を下します。
 
逆に過去に失敗したデータばかりが貯蓄されていれば「イヤだ」「辛い」「また失敗するかもしれない」と「不快」の判断が下されるのです。あなたの実在(表面)意識とは無関係に勝手に脳が働くのです。 

  ここで非常に重要な点は、この無意識の結晶型の働きが意識上の流動型の働きよりもはるかに強力に私達の思考を支配していると言うことです
 
要するに潜在意識(95%占有している)の力が思考行動を左右し支配していると言うことなのです潜在意識とは口では簡単に表現しますが表題にあるように実は恐ろしい存在なのです。

(次回に続きます)



補 足
 
参考のために大脳の構造と働きについて簡単に整理をしておきたいと思います。三重構造で外側から
 
1.大脳新皮質 の脳と呼ばれ ①左脳理屈の脳)・・・比較計算論理分析言語的判断の働きと ②右脳イメージの脳)がある・・・直感的思考思いイメージ全体把握の働き

2.大脳辺縁系 感情の脳と呼ばれ 喜怒哀楽 愛情 幸福感などを感じる働き 無意識領域(潜在意識)で働き 過去の記憶データが全てストックされている所 人間の行動はこの大脳辺縁系で潜在意識が司っています

2-1.扁桃核 上の大脳辺縁系の中にあり小さなアーモンド型をしている 好き嫌いの脳と呼ばれ 快不快を判断評価する働きをする 大脳新皮質の右脳と強く結びついている特徴があり重要 
 
扁桃核は脳をヴィゴラスにするスイッチの役割をする 感情を評価して発信する装置で 快不快を評価して、その感情を三層目の脳幹に伝える働きをする 脳をヴィゴラスにするには扁桃核を快にすれば良い 潜在意識を更改するには右脳を活用し感情を込めることで扁桃核を刺激して快にすれば良い 自己暗示法も効果あり

3.脳幹 生命の脳と呼ばれる 無意識領域(潜在意識)で働き ホルモンを分泌する(快ならベータエンドルフィンやドーパミンを不快ならコルチゾールを出す) 血液循環 生命の維持 消化吸収 呼吸 体温調節など生命の維持に最重要な自律神経のコントロールを司りストレス反応のコントロールの働きをする

2.大脳辺縁系と3.脳幹の二箇所を合わせて本能反射領域とも呼び,結晶型の働きを支配している
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