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    山口一道

    Author:山口一道
    山口経営コンサルタント事務所 代表
    YMCグループ 代表理事

    長崎大学経済学部卒
    経営コンサルタント業歴35年
    リーダーシップをはじめ幅広いテーマに対応 
    リーダーのあり方に警鐘を鳴らし、若手経営者の育成に力を注いでいます。

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2014/02/01(Sat)

(No.248) 全てに成功するヴィゴラス脳に至るステップとは? (2/4)

前回は「思考と感情とイメージ」の3つを全てプラスにするには、具体的にどうすれば良いのか?について述べてきました。今回はそこから一歩進めて、脳をヴィゴラスにするには一体どの様なステップで実践すれば良いのか?ヴィゴラス脳の完成には具体的にどんな手順が必要なのか?について述べていきたいと思います。
 
下記のようにステップ1からステップ7まで整理してまとめてみました。
 
【ステップ1】 将来にぜひ実現したい状態、つまり目標を立てる(思い思考する)ことがスタート
 になります。達成イメージとすでに実現した状態を、何度も繰り返し繰り返しイメージ想像するこ
 とです。
 
  イメージとは画像のことです。上手く行く画像が鮮明であればあるほど、脳は「できる」と勘違い
してくれるのです。脳の錯覚現象を利用するのです。注意すべき点は「○○したい」「○○しちゃいけない」と思えば思うほど逆に不安が増幅しイライラして逆の結果になってしまいますから「○○したい」ではなく「絶対俺は(私は)○○ができる」という可能思考の心を持つことです
 
できれば感情を込めて、すでに達成できた状態を現在完了形で思うことです。イメージがになり脳裏に浮かぶまで続けることです。成功が実現するまで、ことある毎にイメージをし続けることです
 
前回に触れました「思考と感情とイメージ」の3つを全てプラスにする行為のことです。「思考と感情とイメージ」の3つは一つでも欠けてはいけません。三位一体の関係性を持っているからです。
 
これらの作業は本人自身が意識しながら実在意識で行なっていきます。この後のステップは意識しなくても潜在意識が働き自動的に進みますから、別に取り立てての作業は必要ありません。だからこのステップ1が一番重要になります。ここまでが上手く実践できて習慣化してきますと、もう半分以上完成したのも同じであると言っても過言ではないと思います
 
しかし、あまりにも簡単過ぎて無視している人がほとんどであり、実践しない人が多い様です。何十人何百人という従業員のトップに立って組織を引っ張っていく社長ですら、脳を上手く使って仕事をしている人は驚くほど少ないのが現状なのです。
 
一般的にプラス思考やプラスイメージが大事であることは、皆さん分かっておられるのですが、それを真のパワーに変えるプラス感情をつくることが欠けていたのです。成功を空想するだけで終わっていたのです。つまり本当のプラス思考(三位一体のこと)にならない限り、脳をうまく騙すことができないので、ヴィゴラス脳は作れないし、あるいは一時的に上手くいっても最強のヴィゴラス状態を長くは維持できないからなのです。
 
その理由は「心で思う思考が人生の一切を創る」という「心の法則」をご存じないからでしょう。人格・環境・健康・業績・成功・運命・人生これらすべての項目は思いから発生していくのです。「思い(思考)こそが、人生を変える秘訣」なのです。費用やお金なんかは一切ゼロで不要であります。  

  「ヴィゴラスは 思考感情 イメージを 全てプラスに スイッチオンだ」  
これが基本原則です。
 
思考と感情とイメージのそれぞれは
思考とは 前向きプラス 積極で 全て肯定 可能思考だ」       「思考の五則」です。           
   感情は 嬉しい楽し ありがたい 常にプラスで 歓喜と感謝」     感情は陽性感情です。       
イメージは 想像力で 創造す 感情こめて 絵が浮かぶまで」   イメージの限界が能力の限界です。   
 
【ステップ2】 脳の錯覚現象の利用の結果「好き嫌いの脳」である扁桃核(と評価する)になり、
 喜びと歓喜の感情が発生します。同時にその思いが潜在意識にインプットされます。この扁桃核は脳
 をヴィゴラスにするスイッチの役割をします。この扁桃核不快のどちらにするか否かで結果が
 異なって行くのです。そしてその感情は自動的に「生命の脳」である脳幹に伝えられます。
           
【ステップ3】 その感情脳幹に伝わり、脳幹がホルモンであるドーパミンベータエンドルフィン
 を分泌します。と同時に脳波はアルファ波が発生しています。アルファ波とは8~14ヘルツでリラ
 ックス時の脳波のことで、持てる能力を最大限に発揮すると言われています。
 
  参考のために、その反対であるストレスや緊張したり不安だったり、イライラ・カリカリ・カッカす
るとベータ波(14~40ヘルツ)が発生します。その時にはコルチゾールというホルモンが発生しています。
 
【ステップ4】 これでヴィゴラス脳の完成です。超プラス思考人間の完成になります。
 
「脳を変え 条件づけを するだけだ ヴィゴラス脳は すごく簡単」
「超プラス 思考人間 ぜひ目指せ ヴィゴラス状の 脳になるはず」 なのです。
 
とても手軽で簡単ですから是非皆さんチャレンジしてみて下さい。次回では、完成した後の行程やその他の大切な事柄を示して行きたいと思います。
 
(次回に続きます)

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2014/02/08(Sat)

(No.249) 全てに成功するヴィゴラス脳に至るステップとは? (3/4)

ステップ4でヴィゴラスの脳は完成をしました。引き続きそれ以降のステップを説明していきます。
 
【ステップ5】 脳がヴィゴラス脳の状態になったあかつきには、その結果として、やる気が出て 行
動的になり 恐ろしいくらい前向きで どんなピンチもチャンスに捉え 精力的に目標に向かい 突き進む様に行動上の変化が生じます。
 
  精神面では意志力 意欲 判断力 決断力 イマジネーション力 創造力をドンドン面白いように発揮する様になっていきます。その人が保有している潜在能力全て発揮される様になります。
 
「人間の 潜在力は もの凄い 不可能なんて 決めつけはだめ」    
「人間の 潜在力は もの凄い 勇気をもって 信じ切ること」 なのです。
 
【ステップ6】 またその上に、その人にツキと運が呼び寄せられます。ツキと運を運ぶ人がその人の
  周りに集まっていきます。「類は友を呼ぶ」といいます。その人の熱意積極性人間的魅力に引き
  付けられて集まって来るのです。
 
「ヴィゴラスは 潜在力が 全て出る ツキと運勢 全て集まる」 のです。
  
【ステップ7】 最終的に成功を実現するのです。目標を達成するのです。なんと素晴らしいことでは
  ないでしょうか。      
 
  今まで2回にわたり、脳をヴィゴラスにするには一体どの様なステップで実践すれば良いのか?ヴィゴラス脳の完成には具体的にどんな手順が必要なのか?について述べて参りました。これからはもう少し違った角度から関連した事項を説明したいと思います
 
  まず最初にイメージ力偉大さについて、触れておきたいと思います。今までイメージという言葉を何回も使ってきました。が抽象的であり分かりやすくもあり、モヤモヤとした言葉でもありますので立ち止まって整理してみることにしましょう。
 
  「人間は自分の考えている様な人間になる」この言葉は何千年も前のヒンズー教の古典に出てきます。
また「我々の人生は思考によって作られる」この言葉はローマ時代の哲学者皇帝であるマルクス・アウレリウスの言葉です。現代の心理学では「イメージの力は人間の内なる力の最たるものである」と言います。
 
三つとも思考思いイメージの大切さを説いている有名な言葉です。いずれも経験を通して「心の法則」を発見していたのですね。自分が心に描くイメージが自分をコントロールしていくという重要な原理を言い伝えて我々に残してくれているのです
 
そこでこれらを検証する有名な実験があります。「シュヴレルの振り子」の実験(19世紀オーストリア)といいます。簡単にご紹介しておきましょう。
 
  『五円玉に30㎝ほどの糸を結びつけ、糸の端を親指と人差し指で持ち、机の上に2~3㎝の上で静止させます。五円玉を見つめながらブランコに乗って揺れているイメージをします。すると少しずつ五円玉が揺れ出します。次にブランコが止まる姿をイメージすると次第に止まっていきます。左右に触れるイメージをすれば左右に、大きく円をかいて揺れるイメージならば円を描いて回り始めるのです』
この様に簡単な実験です。早速皆さん後で試してみてはいかがでしょうか。嘘か本当かご確認下さい。
 
  これは誰にでも100%起こる現象であります。つまり私達が頭の中にあるイメージを持ち続けると体が自然にその様になって動いていくことをこの実験は証明しているのです。これは超能力ではなく実は自分の指先が無意識にそう動いているのです

  つまり人間の行動は心とつながっていて、心で思い込んだ方向に必ず動く様になっているのです。実在(表面)意識では指でつかんで止めているはずなのに、イメージから影響を受けた「無意識潜在意識」が勝手にあなたの腕・指先を動かしているのです
 
ところで世の中には物事を悪く悪く考えて否定的で不可能思考の人がいます。消極的でマイナス思考の人々です。その反面、肯定的で前向きで積極的・可能思考で考えたりイメージする人もいます。
 
どうしてこの様な差が生じるのでしょうか?それはまさに各人の頭の中(脳)に生じるイメージの差があるからなのです。人生や仕事や物事を、どう明るくイメージ化できるか否かの違いによるものであります。消極的でマイナスイメージが強い人達は「心の法則」を知らずにいる人達であります
 
残念ですが日本の学校では「心の法則」を教えてくれないのです。あまりにも物の理(コトワリ)に重点がおかれ過ぎているからです。心やメンタル面やスピリット面はどちらかというと、ないがしろにされてきたのです。知識重視・技術重視・物質主義で偏ってきたからでしょう
 
  私達は常に物事の良い面を捉え、努めて明るく表現し行動する様に心がけなければいけないのです。そのためには頭の中に描くイメージの映像に、いつも肯定的な場面を送り込むことが大切なのです。「イメージは人生の鍵」になるのです。
 
いかに想像思念の力(想念の力)イメージ力思いの力が偉大であり大切なのかと言うことなのですこれらの力は「普通の脳」を「成功する脳」=「ヴィゴラスの脳」に変える力を持っているのです。普段の日常生活でのイメージの力が人生の鍵を握っているのです。そうなのです、探し求めている宝は自分の足元にあるということなのです。
 
(次回に続きます)
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2014/02/15(Sat)

(No.250) 全てに成功するヴィゴラス脳に至るステップとは? (4/4)

イメージ力の偉大さ」の次にもう一つの事例をご紹介しましょう。ヴィゴラス脳に至るステップ1で目標という言葉が出て参りました。そこで、この目標目的は根本的に違うことに触れておきましょう。目標と目的はよく似ていますが、全く異なるものなのです。天と地ほどの大きな違いがあります。
 
  今後皆さんが、今回のテーマである「ヴィゴラス脳」を目指して自己革新なさる時や、リーダーとして経営改善や経営戦略・経営計画立案などの時に参考になさって下さい。
 
まず目標について理性で考えたもので、将来実現したい状態や目指す地点等に重点があり、具体的数値で表現したものです。短期的であり自己中心的なものです。常に変わるものであります。企業経営で言えば売上や販売計画などの目標は常に変わっていきます。目標設定する場合は、いつまでに達成するのかという「必ず期限を設定する」ことが必須の条件であります。
 
  目標には欠点も指摘されています。それは数値の目標だけでは人の心をワクワクさせ得ないからです。心や感情に訴えないしピーンと感性に響かないからです。一般的には本来なら目標にしかならない数値を目的と取り違えやすい欠点があるのです
 
  だから会社の業績が落ち込んでしまうと、日頃、目標をクリヤーする達成感を求めて仕事をしている人達は仕事への情熱を失ってしまうのです。やる気が損なわれた人達では組織の活性化や業績の発展は望めなくなって行くでしょう。
 
次に目的について。理性でなく感性から湧きだしたものであり、抽象的であり哲学的で「何のために・・・」という不動のものが根幹にあります。内容に重点を置いています。長期的であり他己中心利他主義が特徴でしょう。原則として不変のものです。
 
企業経営で言えば企業の目的である経営理念などは不変のものになります。個人の場合では「生きる目的」は不変のものであり、それを具現化するための目標はその時々の状況に応じて変えていくものなのです。
 
目的の長所をあげれば、目的には人を共感させたり夢中にさせたりします。目標にない不思議な力があります。またその目的が自らの利益(利己)を越えた利他の精神によるものであればあるほど人は共感し引き付けられて共に闘う、共に活動するという特徴もあります。
 
  では、あなたの会社の経営理念は人が共感し人を引き付ける魅力あるものになっているのでしょうか?もし機会があれば自社の経営理念を振り返って見られるのも何かの気づきが得られるかもしれません。
 
ちなみに経営の現場では、よく英語の言葉でビジョンやミッションと言ったりもします。ビジョンは目標に近い概念でしょう。ミッションは目的とか使命とかを意味する言葉として用いられている様です。今後、経営計画立案の際には、この目的目標を明確に意識なさって明記されることを提言したいと思います。
 
目標についてもう少し補足しておきたいことがあります。それは目標をはるか遠くにずっと先に置くということです
 
  事例を示しますと、かの有名な大リーグのイチロー選手を彼の高校時代にメンタル指導した豊田教授(聖泉大学)の話によりますと、彼に将来の夢を尋ねると「プロ野球の選手になる」と答え「ただなるだけでなく、皆にうらやましがられる選手になりたい」と答えたとのことです。
 
「心理学的には目標値の手前にくると集中力が切れるものだが、彼は仮想ゴールを目標のずっと遠くに置いているので淡々と通過していける」と豊田教授は話をされています。
 
高校生イチローの目標は、でっかく、遠くにあってそして具体的ではないポイントはそこにあります目先の成績目標ではなく、はるか先に熟達目標(練習に練習を積み重ねて上手になること)を設定しているからこそ、イチローにとっては甲子園やプロでの一軍昇格は単なる「通過点」に過ぎず途中で息切れしないのです
 
  そして明確でないからこそ、一つ一つの失敗で「何でダメだったのか」と自分を苦しめることがない。小さな短期の目標にがんじがらめにならなくて済むのです。彼が毎年200本安打を続けて来られたのも、彼の目標が年間200本安打にはないからです。全ては過程で視線ははるか先にあるからです。と述べておられます。
 
  彼には目標の定め方の違いがあったのです。目標をはるか先に置くことで、目の前の目標への重圧がなくなり、好結果を生むことができるという教えなのです。私達もこの考え方を多いに参考にして日頃の経営活動や人生に生かして行ければ良いなぁと思います。
 
一般的にいって、目先の数値目標や業績目標にがんじがらめになり、達成ができなかった時に一喜一憂して悩んだり悔やんだりしてはいないでしょうか?「不動の目的さえしっかりと強固なものを持っている限り、目標は具体的でなく抽象的なものでも良いのだ」と言うことを教えてくれています。イチロー選手だけでなく我々全てに活用・応用できる考え方であります。
 
最後に致しますが、実務の経営では身の丈に応じた、最低限の単なる通過点になるような売上高目標や利益目標を掲げる必要はあると思います。イチロー選手の成功で決して見逃してはならない点は、練習に練習を重ねての熟達目標を持っていた事です
 
経営者だけでなく我々全ては、日頃の切磋琢磨の勤勉努力日常の習慣の二つを決して軽んじてはいけないと考えます。この二点は必ず成功するための必要十分条件だと思います。楽をして大成する人は世の中には一人も存在しないのです。
4編の長いコラムになりましたが、皆様の活学実践を心より期待いたします。
 
 
 
★ みな様のご意見・ご質問・ご感想をお待ちしております。 yamacon@har.bbiq.jp
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2014/02/22(Sat)

(No.251) ドラッカーの「5つの質問」に学び実践で活用を (1/3)

今は亡き「経営学の父」「経営を発明した男」と称されたピーター・F・ドラッカー博士が残してくれた貴重な教えがあります。それは「経営者の貴方に5つの質問」という経営やビジネスに携わる人々なら、知らない人がいないほど世界的に広く普及して、経営者やビジネスマンを開眼させた箴言の教訓であります。
 
私の35年間の体験では、この「5つの質問」に正しい答えを出せる経営者は、実のところほとんどお見かけしたことがありません。この問に答えるためのプロセスは実に苦しく骨の折れることです。しかし、この問いに答えずしてマネジメントや経営を行なってはいけないとまで言われた教えであります。
 
ところで、我々の生活している現在は、どんな時代に位置しているのでしょうか?ずっと先々になって現在はどんな時代であったと言われるのでしょうか?
 
長かったバブル後のデフレ不況が続いていますが、最近なんとなく風向きが変わってきたと感じている人もおられるのではないでしょうか。またその一方で現実は苦しく二極分化であると感じておられる人もいらっしゃるでしょう。
 
しかしそれは全てマクロ経済的な捉え方に過ぎません。我々中小零細企業においては、この環境下において自分達が本当に考えるべきことは何であるのか?やらなくてはならない事は何であるのか?を決定するのがトップリーダーの仕事であります。そういう理由で「ドラッカーの5つの質問」を今回のテーマに選んでみました。何十年も時間は経ってますが本質を突いたものであるため現在でも決して陳腐化しているものではないからです。
 
  現在の経営者や幹部の方の中には、今までチャンスがなくて触れておられない方もいらっしゃるかも知れませんので、今後の経営をどう進めて行けば良いのか?について何かの参考にして頂くために考察を進めて行きたいと思います。
 
まず最初に「5つの質問」の体系を示しておきたいと思います。
 
1.われわれの事業(使命)は何か? 
2.われわれの顧客は誰か?
3.顧客は何を価値と考えるか?
4.われわれの成果は何か?
5.われわれの計画は何か?        以上の5つです。一つずつ説明して行きたいと思います。
 
1.(第一の質問)われわれの事業(使命)は何か? 
 
  当社は何屋さんであり、今後は何屋さんを目指すのか?という質問です。一見分かりきった問いのように見えます。一般的には業種や業界を考えて、電気製品の販売業ですとか、花屋をやっていますとか、飲食業を営んでいますとか、建設リフォーム業ですとか、コンビニエンス業ですとか、医療介護サービス業です、などと答えられると思います。
 
  「われわれの事業は何か?」と問うことは「われわれの使命は何であるか?」ということに対する答えになっていなければなりません
 
「われわれの事業は何か?」という問いを発し、その問いについて十二分に検証し正しく答えることこそ社長やトップマネジメントの第一の責任であります
 
  そのためには自社の歴史を振り返り、整理してみることが大切になります。創業者の想い、たくさんの商品サービスの変遷、開発の試行錯誤、そして何よりも顧客との関係についてなど、自分達が何のために何を思って働いてきたのか?を考えて見ることが第一歩になります。
 
  しかし「われわれの使命は何か?」の正しい答えは過去の中にはありません。「我々の使命は」我々の組織が未来の社会において理想と思う理念やビジョンに基づいていなくてはならないのです。
 
我々の使命」は我々の組織が理想と思う理念経営哲学に基づいてなければいけません。有名な例では「世界から貧困をなくすこと」「全家庭にとって充分な情報をもつ購買代理者になること」などがあるでしょう。
 
会社や企業は顧客が我々の組織の商品・サービス・活動を必要とし、求めてくれるからこそ我々は存在するのです。よって「我々の使命」は顧客ひいては社会から見て意味・意義・価値のあるものとなっていなくてはいけないのです
                                                                  
2.(第二の質問)われわれの顧客は誰か?
 
  第一の質問である「我々の事業・使命は何か?」を知るための第一歩は「我々の顧客は誰か?」という問いを発することです。現実の顧客・潜在的な顧客は誰か?顧客はどこにいるのか?顧客はいかに買うのか?顧客にいかに到達するのか?を問うことであります。
 
この問いの中には、顧客を奪い合うことよりも「顧客を創造すること」を教えてくれたドラッカーの知恵が詰まっています。顧客を決定する時、私達は事業の有り様を決定することになります
 
  例えば同じ婦人服メーカーであっても、顧客を選択する時、若い勤め人の人か、主婦の人か、お嬢様なのか、セレブの人なのか、安くて流行に乗った物を欲しい人か、などで品揃え、縫製・製造、企画・宣伝方針、サービス、店舗設計、流通チャンネルなど、何から何まで違ってしまいます。
 
まさに「顧客が事業を決定する」のです。つまり「顧客の選定が事業を決定する」ということになります。その意味でも事業使命の決定と顧客の選択は連動していなくてはいけないし、ちぐはぐでは成功は出来ないのです。
 
(次回に続きます)
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