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    山口一道

    Author:山口一道
    山口経営コンサルタント事務所 代表
    YMCグループ 代表理事
    一般社団法人アジアビジネス連携協議会(ABC) 顧問

    長崎大学経済学部卒
    経営コンサルタント業歴35年超
    人間学・経営学など幅広いテーマに対応 
    リーダーのあり方に警鐘を鳴らし、若手経営者の育成に力を注いでいます。

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2014/11/29(Sat)

(No.291) 発想力を鍛えて経営を革新せよ 

  経営のポイントは、トップリーダーである経営者・社長が経営に命を懸けることです。社長が覚悟を持っているか否かであります。よって会社は社長一人で決まってくるのです。その訳は社長は経営に対して無限責任を負っているからです。

  一般的に言われています、「良い会社や悪い会社」などは表面だけを見た評価であり本質ではありません。良い社長か、悪い社長かがあるのみなのです。だから、会社を知りたければ、社長を知ることであり、社長を見ること、社長を研究することが一番の早道であると言われるのです。
 
  今後の経営を展望しますと、革新型のトップやリーダーに求められているのは、冒頭の覚悟の他に、発想力になると思います。発想力とは大きな可能性を秘めている力です。発想力は人間のみに与えられた素晴らしい力です。人類の歴史は先人が展開してきた数々の発想力によって形づくられて来たと言えるでしょう。
 
  発想する時の注意事項として、経営や事業の根幹となる「人を喜ばせたい」「人の役に立ちたい」というシンプルな気持ちを忘れないことです。私が常々口にしている「利他」「喜他」の心のことです。その上でお客様の潜在ニーズに焦点を当てることがポイントになります。顕在意識・表面意識の下に広がる無意識・潜在意識の世界に潜む欲求に気づけるかどうかにポイントがあります。
 
  ではどうすれば、潜在ニーズを探ることができるのでしょうか?手法の一つは、お客様の不満や文句を引き出すことです。その中には何等かの不足を感じていることを示す心の声が潜んでいるものです。この点をヒントにすれば潜在ニーズが見えてきます。
 
  では、発想力を鍛えるための具体的な3ポイントとは何でしょうか?
 
  1つ目は、物事を疑ってかかること。例えば、人間は一つの会社や業界に長くいると、そこでの習慣にいつの間にか囚われてしまいます。だから周りが常識と考えていることは、果たして本当なのだろうか?と常に疑ってかかることで発想力が鍛えられるのです。
 
  2つ目は勘を磨くこと。周囲の行動や変化に対して注意深く観察すること。例えば、電車バスに乗った時など、つぶさに乗客を観察する。何故その様な行動を取るのかを考えてみる。常に日常の何気ない事象を観察することで潜在ニーズをつかむことです。すると勘が磨かれ、時代の少し先が見えてくることもあります。
 
  同時に自分の目と耳などの五感を使うことも大切です。あらゆることに興味を持ち実際に体感することで発想力が磨かれます。最近はインターネットであらゆる情報を入手できるため、情報に触れただけで満足してしまう人が増えてきました。その情報を鵜呑みにしているだけではいけないでしょう。何事も自分で体感した事だけが、次の商品やサービスの開発につながりヒントが蓄積されていくのです。
 
  3つ目は、何事も「できないと言わない思わない」こと。壁は突破することに意義があります。壁の上をよじ登ってもよし、或いは下から掘ってみるのもよしで、要は壁の向こう側に辿り着けば良いのです。また、現在は発揮されていないだけで、未知なる人間の潜在能力は無限大だからです。年齢には一切無関係です。
 
  以上の三点の補足として、人生や営業や経営の道を歩く時の指針も忘れないで下さい。
 
  1つ目は「運が七割、実力三割?」と言う考え方です。誰でも自分一人の力というのは大したことはありません。それよりも運が大事と言うことです。これは人間関係を重視して少しでも良くすること、出会いを大切にすること、千載一遇のチャンスの中で出会った縁を活かすことでもたらされるものです。真心や誠意が縁を活かす秘訣になるでしょう。ちなみに会社というものは、そこにいる人間が動かしているものですから、良好な人間関係を築かなくては何事も成し得ないからです。
 
  2つ目は上と重複しますが「できない、俺には無理だと言わない思わない」ことです。何事も初めから「できない」という考えに陥ることなく「俺はできる、できそうだ」と思うこと。可能思考をすること。日頃の思考習慣を変えることです。メンタルタフネスやメンタルヴィゴラスの脳(力強く勢いのある脳)になると理想的でしょう。「できない、無理だ」と不可能思考で後ろ向きの思考に陥ると思考がストップしてしまうからです。
 
  この二つも発想力を豊かにするポイントになります。この発想力を本当に生かそうとすれば、口先だけでなく、必ず実現させる、実現するという冒頭に触れました覚悟が必要になります。その覚悟なくしては、どんなに良いと思われるアイディアであったとしても陽の目を見ることはありえないでしょう。
 
本気かどうか、勇気があるかどうか、挑戦していく気を持っているか否か、諦めず続けていく覚悟があるのかどうかです。覚悟の強さこそがトップやリーダーたる人達の当事者意識の表れなのです
 
  最後に、発想力やアイディアの源泉は現場にあることを忘れないで下さい。徹底した現場主義を実践して下さい。提言として、発想力を生かし切って会社経営を革新して頂きたいし、そのイノベーションにチャレンジして頂きたいと思います。確かな成果をもたらす方法を発想する力量、それが発想力です。それは同時に発想を実行、実現する力をも含んでいるものです。活学実践を期待いたします。
 
 
 

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