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    山口一道

    Author:山口一道
    山口経営コンサルタント事務所 代表
    YMCグループ 代表理事

    長崎大学経済学部卒
    経営コンサルタント業歴35年
    リーダーシップをはじめ幅広いテーマに対応 
    リーダーのあり方に警鐘を鳴らし、若手経営者の育成に力を注いでいます。

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2015/02/07(Sat)

(No.301) 人生の使命である最高価値観をいかに見つけるか? (1/3)

  自分の最高価値観を見つけるとは?人生の使命・ミッションをいかに見つけるか?この命題にそって考えてみたいと思います。
 
  自分がやるべき目的に気づき、明確になれば考え方や生き方が変わって行きます。転換して行きます。自己の天命に気づき使命に気づくと、それを目的にして命を懸ける「懸命」な生き方に変わって行きます。自己変革・自己革新ができるでしょう。そのためには自分の最高の価値観を見つけることが重要になります。
 
そもそも人間は一人ひとり個々の価値観に基づいて生きています。個々の価値観は一人ひとり違うものです。もし自分にとって最高の価値観が見つかれば、それこそが本人にとっての人生の目的ということになるでしょう。
 
もち論、その人の価値観と言っても一つではありません。高い価値観を置くものから、低い価値のものまで様々な階層やレベルがありますその中で最高の価値観を見つけ、その価値観をベースにして生きることには素晴らしさがあります。つまり、その様な生き様の過程で生じることはプラスであれマイナスであれ、順境であれ逆境であれ、その両方をすべて肯定し受け止めて生きることができるという点にあります
 
だから人生の本当の目的に目覚めた人は、その目的に向かう過程で起きる様々な出来事や成果・結果も、万が一逆境であっても、全て肯定的に受け止めて前に進むことができるということになります。古典で説かれている「順逆一如・苦楽一如・プラスマイナス表裏一体」の姿勢で貫き通すことができる様になるものです。
 
人生においては苦痛と快楽はいつでも一組でワンセットなのです。私達が人生に何かを捧げようと決意した瞬間、つまり使命に気づいた暁には、宇宙はそれぞれの人々にその人にとって必要な支援(恩寵・プレゼント)と試練を与える様になっている様です
 
天命と 使命を知れば その人に 支援と試練 天が与える」のです。よって自身の最高価値観真の志を早く固めることが大切になるでしょう。
 
天地大自然・宇宙にはその様な法則がある様です。良い悪い、楽しい苦しい、元気付けられる、骨が折れる、それらが将来の自分の人生にとって、どの様に役に立つかが理解されて、悟ることができたとしたら、もうどんな人でも成功するしかないと思います
 
天命は いかなることも 意味がある 天に棄物や 無駄はないのだ
意味があり 必要だから 生じたの 気づかないなら 真理つかめず」と言われる通りなのです。
 
この様にして一人ひとりが、最高価値観に合致した生き方ができたとしたら、掛け替えのない尊く貴重な自分の人生の本質目覚めることができるでしょう。この最高価値観とはその人の天命使命、またはミッションと呼ばれるものに相当します
 
(次回に続きます)
 
 
 
★ みな様のご意見・ご質問・ご感想をお待ちしております。 yamacon@har.bbiq.jp
 
 
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2015/02/14(Sat)

(No.302) 人生の使命である最高価値観をいかに見つけるか? (2/3)

  低い価値観、つまり人生の本当の目的を見出せないまま生きる人は、快感を覚える時には目的に向かって行動します。が、ちょっとした苦しみや痛みが襲ってくると避ける様になります。その痛みや苦しみから逃れようとするために、別のところに喜びを見出そうとします。人間は本来喜びを歓迎し、苦しみはできるだけ遠ざけたい、避けたいと考える生き物なのです。自己防衛本能とか危機管理能力という本能のなせるわざなのです。
 
しかし、この喜びと苦しみは、例えるならば、磁石のプラスとマイナスの二極性の様なものであり、片側だけに固執して片側を避けようとすると発展は望めなくなるでしょう。両側のプラスとマイナス全てを肯定して受け入れてこそ、磁石本来の力が発揮できるのです。プラスとマイナスは表裏一体であり二つで一組だからです
 
  できる・できない、好き・嫌い、チャンス・ピンチ、好都合・不都合という二元的対立的な捉え方が様々な問題や不都合を引き起こしているのです。
 
しかし、これらの考え方・見方は個人の価値観や主観に基づく、その人の勝手な思い込みに過ぎません。物事の一面に偏った見方・考え方をしている限りアンバランスな思考から抜け出すことができません。約150年前に二宮尊徳が説いた「半円観から一円観」への見方の転換が必要だと思います。
 
物事は全て、二つの相対立するもので補完的に互いに作用し合い、互いに生かし合って、対立を通して結びついて成り立っています。その二つは完全にバランスが取れており、本来は中和されたニュートラルで中立な存在です。この考え方は、東洋思想の根幹とも言える「陰陽相対(待)性原理や中の理法」と同じ考え方になるでしょう。
 
  人生のどんな局面においても、持ち上げらけることなしに落とされることはなく、落とされる事なしに持ち上げられることもありません。物事は積極と消極、良いと悪い、支援と試練、チャンスとピンチ、快楽と苦痛、平和と争い、全ては二つ一組でやってきます。
 
  そして、これら二つは同時に存在し完璧なバランスを保っています。宇宙を構成しているのは、そのバランスなのです。そもそも宇宙には善も悪も、正も邪も、幸も不幸も、苦も楽も存在しないものです。人間が勝手に解釈して造りだしたものに過ぎないのです
 
実際、人生で起こる全ての出来事や物事は、我々が良いとか悪いとか解釈を加えるまでは、全くニュートラルで中立そのものです。要するに私達の価値観や自己の都合に合致するのか、しないかで色分けされるに過ぎないのです。主観で思い、ああだこうだと勝手に判断して解釈しているだけなのです
 
出来事は 色も香りも 味もない 変化させるは 主観に過ぎず
色をつけ 味つけするは 自分なり 色メガネかけ 見てはいけない」ということです。
 
ニーチェ(独 哲学者)が語っています。「事実などはない、あるのは解釈のみだ」と。要は「全ての出来事や物事は自分自身がどう解釈したかどうかによるのだ」と言っています。「客観的事実などはない、あるのは主観のみだ」と同じ意味です。この世の中の現実は、見方を変えてみれば客観的事実などはあるようで本来はないのも同じであり、全て主観であり自分の見方や思いや解釈の反映なのだということを言っています。
 
この様な、相対で対立した一方だけに偏ったアンバランスな思考状況から抜け出して、心の状態をニュートラル・中立に戻した状態こそが、天地大自然の理法・宇宙の哲理に適った状態であり、よって私達は、そこに至った時に初めて、最高のパフォーマンスを発揮することができるということです。
 
(次回に続きます)
 
 
 
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2015/02/21(Sat)

(No.303) 人生の使命である最高価値観をいかに見つけるか? (3/3)

では、自分の最高価値観をいかにして見つければ良いのか?見つけるために、どの様な努力をしたら良いのか?の具体的な実践方法について述べてみたいと思います。
 
価値観というのは、実は、その人がその人生の中で既に見せてくれているものなのです。だから、最高価値観を見つけるためには、その人が今どの様に生きているのかを観察していくことになります。
 
  具体的な実践方法は、価値観を知るために下記に示した13の質問をすることです。まず第1の質問は、自分の周りの空間をどの様なもので満たしているのか?です。人間は自分が価値があると思うものを傍ソバに置く習性があるからです。2番目はどの様に時間を過ごしているのか?です。3番目は何があなたにエネルギーを与えているのか?充電するためにあなたは何をやっているのか?の質問になります。
 
その他にまだまだ沢山ありますので、ご参考のために下記に順に並べておきたいと思います。この質問に答えることで、ご自身の現在持っておられる価値観を自己診断なさってみてはいかがでしょうか。少し時間がかかるかも知れませんが、自分自身の新たな発見になるかも知れません。この作業を通して自分の本質を知る「自得ジトク」の実践になるでしょう。是非実践されることをお薦めします。
 
下記13の項目について、思いつくまま各3個ずつ答えて下さい。すると各質問の回答の中で重複した答えが見えてきます。回答数が多い順に並べてみると、それが価値観の優先順位を表していることになります。つまり、一番上になるものがその人の最高価値観というわけです。その結果、自分の最高価値観を明確に認識することで、今後の長い一回限りの人生で何を中心軸に据えていけば良いのかが見えてくることでしょう。各人がゴールに到達する確率も格段に高くなって行くことでしょう。
 
―下記の13項目で自分をチェックして見ましょう―
 
1. 自分の周りの空間をどんな物で満たしているのか?
2. どの様に時間を過ごしているのか?又、仕事以外の無所属の時間をいかに使っているのか?
3. 何があなたにエネルギーを与えているか?充電するためにあなたは何をやっているのか?
4. お金を何に使っているか?有形か無形か?
5. 最も整理整頓しているものは何か?重要なものは何か?
6. 最も集中できることや時間は何か?
7. 何について最も考えているのか?
8. 普段何について思い描くことが多いか?
9. 何について自問自答しているか?
10.もっぱら他人との会話のテーマは何が多いか?
11.何について心を動かされるか?関心の高いテーマは何か?
12.どんな目標を立てることが多いか?仕事か?人生か?それ以外か?
13.何について学んだり読んだりすることが大好きで時間をかけているか? 
 
以上であります。実践活学を期待致します。
 
 
 
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2015/02/28(Sat)

(No.304) 社員の価値観を会社の価値観とつなぎ合わせるには? 

  私達が最高価値観に基づいて実行していない場合は、どこかに納得できない部分が残るでしょう。いつも不満足のままで終わってしまうでしょう。そういう人に限って「人生の目的がわからない」と言って悩むものです。そして不満な部分を何か別なところで満たそうとします。その顕著な例が物質主義になるでしょう。
 
自分がインスピレーションや霊感を通して感じた使命を目的に生きる代わりに物で心を満たそうとするのです。人生の基本の生き方は、使命に基づいて目標に向かう生き方の方が、物質を求めて生きるよりは、ずっと生き甲斐のある、また知恵のある生き方なのではないでしょうか
 
サラリーマンにありがちですが、他人の目を気にしながら自分の価値観を捉えようとしてしまいます。
権威者や上司など他人の価値観に従属してしまっていて、自分の最高価値観に気づかないまま生きている人が多いのも事実でしょう
 
  でも、現実の日本の社会では、会社や上司の期待に沿って生きることが美徳とされているのが現実でしょう。そういう環境の中で、最高価値観を身につけるにはどうしたら良いのでしょうか?しかし、その壁は努力によってきっと乗り越えることはできるはずであります。
(自分自身の最高価値観をいかにして見つけるかについては、当経営コラムNo303をご参照下さい
 
どの会社にも経営理念使命というものがあります。もし社員の皆さんが、自分の最高価値観を会社の価値観である経営理念や自分の業務・仕事とつなぎ合わせることができたら、その会社で働くこと、自分の仕事を遂行することが自分にとっての最高価値観を満たすことになるでしょう。
 
  それができれば本人のやる気やりがいモチベーション)は格段に上がり、それに伴って仕事の生産性も向上します。会社も今よりもっと成長発展することが望まれるでしょう。その本人も会社も同時に満たされて一石二鳥で両者共に成長できるわけで、こんなに素晴らしいことはないと思います。
 
  この状態は、会社や上司に従属して自分を犠牲にしているのとはわけが違います。社員本人が自分の仕事や職務が自分の最高価値観を満たすものだと明確に認識することによって、自発的に働きたいという思いや意志や意識が芽生えていくのです。この時、誰かの指図や外部からの働きかけは必要ないでしょう。働くことは本人の意志であり願望だからです。
 
  外から企業を眺めていますと、多くの企業が抱えている課題は、社員がその会社で働くことに充実感や満足感を感じていないことです。そこでリーダーやトップリーダーの方々に提言したいことは、欲求不満を抱えている社員さん達に尋ねてみて下さい。「私達の職場や会社はあなたの価値観をどの様に満たしているだろうか?」と。私はこのコミュニケーションがとても大事だと考えているからです。
 
  社員がもし、欲求不満・フラストレーションを感じているということは、会社の理念や目標とのつながりを理解していないことを意味しています。残念ですが・・・。
 
だからこそ、経営者やトップリーダーの方々がやるべきことは、コミュニケーションを通して、会社と社員の価値観を上手くつなぎ合わせてあげ、社員の仕事や職務へのやる気・やりがいを高めてあげるサポートや支援をすることが非常に大切だと思います
 
ところで、会社と社員の価値観を上手くつなぎ合わせることは、組織内に「共通の価値観」を持たせ、価値観を共有化させるということになります。以前に触れました様に、「組織風土」とは組織の構成員に「共有化された価値観」のことと述べましたが、ずばりこのテーマそのものになります。
 
 価値観とは各人の考え方であり、各人の行動決定の基になるものです。人間観・人生観・使命観・職業観・経営観などと細かく別れていきます。100人おれば100通りの考え方があり行動も違います。組織において個々人の価値観に任せておけば組織力・団結力・結束力・全社のエネルギーや勢いが発揮されないのは当然で、バラバラでは崩壊してしまいます。成長発展どころではないでしょう。
 
   従って、目標や目的達成に向けた価値観の共有化 が大切になるのです。そのためには組織のトップリーダーである社長のリーダーシップが必要不可欠になります。人心の掌握と意志の統一、十分に心を開いてのコミュニケーションとモチベーションがこの上もなく重要になります
 
  もし「共通の価値観 」が形成されてない場合には、組織として共有すべき価値観を明確にすることから始めて下さい。次にそれらの価値観を明文化し、共有すべき価値観として、全組織の末端まで浸透させることが必要となります。
 
  口で言うほど簡単ではありませんが、時間をかけてでも取り組んで頂きたいと思います。「経営理念」や「社員の行動規範」として形になさると良いかと思います。形になった後のフォロー、浸透活動も忘れないで下さい。活学実践を期待致します。
 
 
 
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