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    山口一道

    Author:山口一道
    山口経営コンサルタント事務所 代表
    YMCグループ 代表理事

    長崎大学経済学部卒
    経営コンサルタント業歴35年
    リーダーシップをはじめ幅広いテーマに対応 
    リーダーのあり方に警鐘を鳴らし、若手経営者の育成に力を注いでいます。

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2015/06/06(Sat)

(No.318) 会議で業績は上がらない 会議の目的は何か? (1/2)

  皆さまの会社では、いずこも「会議」を実施しておられると思います。「会議」と一口でいっても多種多様で、役員会議をはじめ、部長会・幹部会、営業会議や部門会議、各種ミーティングなどさまざまだと思います。業暦や規模の違いでもバラバラだし、頻度や周期も各社まちまちでしょう。では会議の種類とテーマと出席メンバー内の必要な役割について簡単に整理しておきたいと思います。
 
役員会議は経営の意思決定に関するテーマを議論する場でしょう。例えば人事労務関係、金融・資本調達関係、設備投資に関する件、中期長期経営計画に関する件、重要な商取引に関する件などが主なテーマになるでしょう。B/S貸借中心の会議でしょう。
 
部長会・幹部会では月次の決算検討会議が中心でしょう。月次の損益の検討や2~3か月先の先行管理などになるでしょう。部門間の情報交換も大切になるでしょう。P/L損益中心の会議でしょう。
 
営業会議は販売・受注と回収に関する会議になります。商談の進捗に関する件や、販売受注見通しの検討や、販売受注促進対策、商品と流通経路の検討、回収予定と実績の検討、訪問計画と実績の検討などが主なテーマになるでしょう。
 
会議のメンバー構成では参加メンバー以外に、責任者(会議全般の統制役)、議長(採決)、司会進行役、議事録係が必要になります。それぞれが違う役割をもっています。
 
話しは転じますが、この様な会議に悩まされている会社が近年多い様に感じています。しかも、この悩みを抱えている人達は、社長やトップリーダーではなく“幹部”の方々が多い様です。
 
その幹部の悩みを一部紹介してみたいと思います。
①トップの独演会・一人舞台となっている(トップが最初から最後まで、ずっと話をしている)。トップが聞く耳をもたない、他人の意見を聞かない。聞こうとする謙虚な姿勢を感じられない。よって議論ができない状態である。
 
②集まっても会議しても何も決まらない(結論が出ない、出せない)
 
③会議で決まっても、実施されたかどうかわからない、またその実行確認もしない。
 
④毎週会議をやっているため、管理者として現場管理や指示する時間が減っている。
 
⑤出席する度にトップから気合を入れられ、逆にやる気が損なわれ、モチベーションがダウンしている。上司はどうも反対のことをやっているのでは?と感じている。などです。
 
しかし、この様な幹部の方々の悩みにも拘わらずに、会議を行うこと自体に満足感を覚えてしまっている社長やトップリーダーも多い様です。幹部との意識のズレとギャップが大きいことにも、残念ですが気づいていないようです。それは参加者が会議の中では問題を共有し、その解決策を議論しているからであり、その議論の場面を見聞することによって社長が満足・安心感を覚えるからなのでしょうか?
 
(次回に続きます)
 
 
 
★ みな様のご意見・ご質問・ご感想をお待ちしております。 yamacon@har.bbiq.jp
 
 
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2015/06/13(Sat)

(No.319) 会議で業績は上がらない 会議の目的は何か? (2/2)

確かに会議は、情報共有や社員間の問題意識の統一を図り、価値判断基準を揃えるには有意義だし必要であると思います。しかし本来の目的は、話し合った解決策を現場で実践し、成果を出すことにあると思います。
 
前回に触れましたが会議に悩んでいる会社は、肝心な会議の目的が欠落してしまっていることが多々あるのではないでしょうか?
 
今回のコラムは「会議のやり方」をお伝えしたいのではありません。あくまで会議の目的を再認識し、成果を出すためには、どのような会議が望ましいのか、また、どのように会議の周期(PDCAサイクル)を回すべきなのかを再考していただきたいからです。ぜひ、社長自身の再認識だけではなく、幹部の方々も自身で変えていくよう力を尽くしていただければ幸いであります。

   では会議の本来の目的 は何でしょうか?会議の基本原則は何でしょうか?次の四原則をはずさない方が良さそうです。
          会議は① 策の決定の場 (議事録の作成が必要です
               ② 実行確認の場 (議事録による実行の確認)
               ③ 訓練の場 (教育と訓練は違う 意識せずに当り前にするのが訓練)
               ④ 動機付けの場 の四つになりそうです。
 
では次に、会議に関する留意点は何でしょうか?次の3点が考えられます。
 
① 会議は指揮統率の補助手段であって目的ではないこと。
② 会議における決定責任は議長が負うこと。必ずしも多数決で決めるのではなく、議長が採否を決め
ること。メンバーを決定に参加させるのは実行に対するムード作りのためであって、決定責任はあくまで議長がとるべきです。
連続性を保つこと。必ず議事録をとり、次回会議の冒頭に実行を確認すること。次回の日程を決めてから終わるということになります。
 
今後の会議の参考にしていただく為に、昔から言われています、有名な悪い会議の6つの例をあげておきましょう。①召して会せず ②会して議せず ③議して決せず ④決して行わず ⑤行ってその責を取らず ⑥責をとって改めずです。 これでは全く話になりませんね。 
 
  では次に、良くない会議の事例として揚げておきましょう。
 
① 社長の独演会
② 部下の能力を批判し、自己の能力を誇示する会
③ 目的が曖昧な会議
④ 結論が出ない会議
⑤ 準備不足・資料不足のため討議不能の会議
⑥ 説得力のない会議
⑦ 根回しが不十分のため非協力的な会議
⑧ 一部の者だけが論議・論争していて、感情的になっている会議
⑨ 電話、来客等のため中座の多い会議
⑩ 討議不十分のまま、採決決定が行われる会議
このうち何点かは皆さんが身に覚えのあるテーマではないでしょうか。
 
最後に、会議実行に際しての会議の10則についても触れておきましょう。
 
① 5分前には会場へ
② 公平・平等第一に
③ 3分以内の発言を厳守
④ 反対論にも耳をかせ
⑤ 言うよりも聞く方に努力を
⑥ 脱線・雑談の糸口をつくるな
⑦ いばるな・怒るな・へつらうな
⑧ 電話中座は皆の迷惑
⑨ 皆で確認今日の結論
⑩ 閉会時刻に協力を
 
自社の会議の現状を以上の尺度に照らしてみられ、もし気づきがあり、改善すべきだと思われましたら、ヒントになさって即活学実践なさってみてはいかがでしょうか。悪い会議は避けよ!!です。
 
 
 
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2015/06/20(Sat)

(No.320) 脳が目標に向かって動き出すには? 

どうすれば、自分の成功を絶対的に信じ、ウキウキワクワクすることができるのでしょうか?
「絶対に成功する」と思い込もうとしたところで、心のどこかでは「ひょっとしたら失敗するかもしれない」と予感をしていますから、信じるにはほど遠い状態です。潜在意識がなせる技なのです。
 
  一般的に多くの人は不可能思考が主流となっていますから、環境をマイナス思考否定的に受け止めることが多く、チャレンジ意欲に欠け消極的で自己防衛本能が強くチャンスがきても逃してしまう人が多い様です。
 
その様なタイプの人は、環境逃避型の人と呼ばれ、どの様な組織においても全体の45%に近い比率であり、約半数の人で占められています。実はこの環境逃避型タイプの人が世の中で一番多いと言われているのです。 
( 環境逃避型については当経営コラムNo231をご参照下さい

  では何が「失敗するかもしれない」と予感させているのでしょうか。それは、過去の失敗の記憶の積み重ねです。脳は様々な経験を蓄積させて、これから起こりうることを予測し、対策を練っています。失敗すればするほど失敗を予感しやすく、成功すればするほど成功を予感しやすくなるのです。トラウマと呼ばれる、心的外傷後ストレス障害PTSDなどはそうかもしれませんね。
 
とはいえ、誰でも失敗することもあれば、成功することもあるでしょう。それでも失敗の予感のほうが強いのは、トラウマとして失敗の記憶のほうが脳に残りやすいためです。悪い予感は多くの場合、身の安全や生命を脅かすような状況など、著しく不利益な事態と結びついて、危険を避けるために自己防衛本能が働き、強い記憶となって残るのです。潜在意識の中がマイナスイメージで充満していくのです。
 
そのような失敗の予感がしているときは、大脳の扁桃核好き嫌いの脳と言われ、強力で精力的な脳と呼ばれるヴィゴラス脳に至るスイッチの役割をします)という部分が「不快」になっています。扁桃核というのは、大脳の中にあり、アーモンド形をした約1㎝ぐらいの大きさの神経組織です。好き嫌いを判断している部分です。過去のデータに基づき、それが自分にとってプラスかマイナスかを判断し「やってみよう」とか「避けたほうがいい」などと決めています。つまりいい予感も悪い予感も扁桃核が作っているのです。 

  その扁桃核(扁桃体とも言われます)不快になれば、脳の働きはもとより、全身にも影響を及ぼし、血圧が上昇したり、呼吸が速まるといった生理的変化が起こり、イライラするなどストレス状態に陥ってしまいます。このような状態では、ひらめきも起こりませんし、負のオーラも漂ってきます。
 
一方、ツイている人というのは、成功の経験が多く積み重ねられているために「これも絶対にうまくいくだろう」という積極的でポジティブな予感が生まれます。その人の扁桃核は「」の状態になり、成功したときのイメージがリアルに頭に浮かぶのです。すると、全身の活動性を高めるホルモンであるドーパミンやベータエンドルフィンが分泌されまくり、ひらめきや効率も絶好調となるのです。
 
つまり、本コラムのテーマである「目標に向かって脳が動き出す」状態を作るには、完全なプラス思考ヴィゴラス状の脳が必要になってきます。それは「プラス思考」と「プラス感情」と「プラスイメージ」の三つがそろった状態になります。思考と感情とイメージが三位一体となった状態のことです。この三つがそろって初めて、脳は何をやってもうまくいくウキウキワクワクの状態を作ることができるのです。チャレンジされてみてはいかがでしょうか。
 
ヴィゴラスは 思考感情 イメージを すべてプラスに スイッチオンだ」 これが基本原則です。
 
思考とは? 前向きプラス 積極で 全て肯定 可能思考だ」  「思考の五則」と言います。まずは日常の思考習慣を変えることがスタートになります。
 
感情は? 嬉しい楽し ありがたい 常にプラスで 歓喜と感謝」  感情は常に陽性感情です。感情は心天気のバロメータです。いつも心の天気は晴れを心がけて下さい。
 
イメージは? 想像力で 創造す 感情こめて 絵が浮かぶまで」  イメージの限界が能力の限界と言われます。能力の差はイメージ力の差でもあります。世間でいう知識の差ではありません。
 
脳を変え 条件づけを するだけだ ヴィゴラス脳は すごく簡単」なのです。皆さんの活学実践を期待します。
 
 
 
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2015/06/27(Sat)

(No.321) 真の人望を身につけよ 「人を動かす真の力とは何か」 (1/2)

「経営者として成功するために必要な能力は何ですか?」という質問を、経営者ご本人からいただくことがあります。
 
その質問に対して、私はいつも「求める成功のレベルにもよりますが、経営者として大きく稼ぐためには人望が必要です。人望のあるなしで成功のレベルが決まります。
 
目安としては社員数20~30名くらいの小さな組織なら、トップに稼ぐセンス・経営センスさえあれば、人望があろうがなかろうが上手くいきます。
 
しかし、さらなる成功を目指すなら、たとえば年商50億とか100億円以上の企業を目指し、しかも短期的な規模拡大ではなく永続的な繁栄を望むなら、人望がなければ組織不全を起こすか、さもなければ社長ご自身が心身ともに破綻します」とお答えすることにしています。
 
当然のことでありますが、経営者が思い描く夢や目標、つまり志が大きければ大きいほど、その実現のためには多くの協力者が必要になります。経営者を支えてくれる社員や、家族の献身的な努力をはじめとして、取引先や金融機関、有力者の協力など、何よりもお客様の支持を得ないことには事業の成功はあり得ないからです
 
しかし、私がその様にお答えすると、たいていの経営者はピンと来ないらしく、けげんそうな顔をなされます。「人望で人を動かすというのは、単なるキレイ事ではないのですか?社員のモチベーションをコントロールするのは金銭的報酬や処遇であって、組織は戦略戦術で動くものです。そもそも企業の成長発展と経営者の人望に何か関連性でもあるのでしょうか?」と正直に疑問を呈する方もおられます。100歩譲って、その疑問ももっともであるし仕方がないのかなぁと思える経営者の方もおられます。
 
広いこの世間では、スポーツでも商売でも事業経営でも、飛躍的に能力を伸ばし、成功を掴みとった人間は、その過程で必ず人望の重要性に気づき、これを身につけて来られた人ばかりなのです。
 
とりわけスポーツの世界では、監督やチームのキャプテンといった組織を率いる人間が人望を身につけ、組織を自在にコントロールできるようになると、プレイヤー個々の能力が5倍、10倍発揮されるような組織となり、驚異的な成果を叩き出すことができるとのことであります。
 
これは、絶対に覚えておいて欲しいのですが、組織の結束力や構成員一人一人の能力は、上に立つ者の器や力量で高くも低くもなるという点です。「会社は社長やトップリーダーで全て決まる。良い会社、悪い会社などはない。あるのは良い社長か悪い社長だけである」と言われる所以(ユエン)であります。
 
一言でいえば、相手のモチベーションをどれだけ上げられるのか?という差なのですが、その大もとになるのが、組織を率いる人間の「人望」に他ならないのです。
 
そして、組織を率いる人間の「人望」とは、ごく限られた人だけが持つ天賦の才能ではなく、またそれを身につける方法は雲をつかむような話ではなく、大脳生理学によって科学的に解き明かすことができ、潜在意識とよばれる無意識の領域の脳に、条件づけを施すことによって、いくらでも身につけることができるものなのです。
 
特に、後継経営者には、この「人望」が無い方が多い様です。今後ぜひこの「人望」を身につけてほしいと思います。
 
(次回に続きます)
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