FC2ブログ
  • プロフィール

    山口一道

    Author:山口一道
    山口経営コンサルタント事務所 代表
    YMCグループ 代表理事

    長崎大学経済学部卒
    経営コンサルタント業歴35年
    リーダーシップをはじめ幅広いテーマに対応 
    リーダーのあり方に警鐘を鳴らし、若手経営者の育成に力を注いでいます。

  • 検索フォーム

  • QRコード

    QRコード
  • FC2カウンター


2016/10/29(Sat)

(No.391) 真の人生の始まりとは? (2/2) 

  「自分のみ目先のみ損得のみ」この「人間がこしらえた、狭くて小さな三拍子だけでは価値がない」と断定はできないでしょうが、これだけを目指して生きるのであれば、あまり感心のできない価値観かも知れません。しかしながら、なんと言っても、この三拍子は「地球上のほとんどの人達が従っている価値観である」と言って良いのかも知れません。

 

やはり自分のみ・自己のみ・利己のみ・私のため(for me)ばかりではなくて、他己・あなたたちのため(for you)を中心にした利他・喜他・世のため人のために貢献したいという気持ちを持って、目の前のこと、目先ばかりのことではなく、長期的な思いを持って、子々孫々までの視点で、我・私・欲である利害得失や損得を越えた判断であれば、大きな視点、高い視座になるのではないかと思います。

 

  この三拍子の価値観では自分自身の広さからは一歩も外へ抜け出すことができない、いつも狭くて小さな世界になってしまうことでしょう。もし、その三拍子の価値観を離れたとしたら、比較できないほど広くて大きな概念になり、どれだけ人生が格調高くて有意義なものになるかも知れません。

 

この様に「この二度と無い人生を、どのように生きればよいのか?」という根本目標を打ち立てることによって初めて私たちの真の人生は始まってゆくのでしょう。

 

次に、前回述べました「人生の要諦ヨウテイ」や「人生の要訣ヨウケツ」について少し触れておきたいと思います。両方とも似たような漢字で難しい言葉ですが、簡単に言えば人生の要諦や要訣というのは、人生の大事な点やポイント、人生のコツという意味になります。

 

有り難いことに、先哲達は私たちに「人生の要訣」を残してくれています。以下に人生の要訣について二点に絞ってお伝えしたいと思います。

 

まず、要訣の第一のポイントは、夢、、理想、ビジョンを持たないならば、個人でも会社でも国であっても、絶対に発展しないということが書いてあります。あらゆる生命が発展するには、高く掲げる目標が不可欠なのだということを指摘しているのです。この点は、絶対に忘れてはいけない人生の要訣であると思います。

 

これに関しては中国の王陽明という人物が、「が立たなければ何事もなし得ません。例えば、舵カジのない船やくつわのない馬と同じであり、どこに行くのか分からない人生になってしまいます」と述べています。まさにその通りだと思います。

 

ここにという言葉がありますが、先哲は「志を立てるには、最低三つの条件が必要である」と指摘しています。私は、志は誰でも簡単に立てられるものと思っていましたが、そう簡単にはいかないみたいです。参考のために以下に示しておきましょう。

 

志を持つための3条件】とは?

人生のテーマを持つこと
」が第一条件になっています。死ぬ最後まで追い求めるテーマのことに
なります。我々はみな、仕事のテーマは各々持っているでしょうが、自分が死ぬまでずっと追求する人生のテーマを持てとなると、なかなか持てないものでしょう。よってこの条件は簡単にクリヤーするのは難しくて厳しい条件であると思います。


生きる原理原則を持つこと」です。この一点だけは絶対に譲れないぞという信念や心の背骨を持
つということになります。


③ 「
言行一致である」ことです。口と行動、言うことと成すことが一致して違わないということです。・・・以上この3つが揃ったときに初めて志が成り立つのですと教えています。

 

  今まで持っていた志の概念とはガラッと変わり、「志を立てるのは、本来はとっても厳しいものなんだなぁ」と感じてしまいます。

 

しかしながら嬉しいことに、人間というものは、「ひとたび志を立て、志を持って生きる様になれば、本当の元気が生まれるのです」とも教えています。つまり、人間は自分のことばかりに意識が向いているうちは元気が出ないもので、誰かのため、会社や組織のため、国のためと思って、志高く歩んでいく所に本当の元気が生まれるということなのでしょう。もし我々が本当の元気を得ようと思えば「志を立てること」が是非とも必要であるということなのですね。

 

次に、要訣の第二のポイントは、そこにどういう人がいるかどうかという点です。「家でも会社でも国でも、そこにどういう人がいるかによって、そこの運命が決まってしまう」ということを指摘しています。至言だと思います。小は家庭から大は国家まで、あらゆる組織はそこにいる人によって決まる。すなわち、「我の人間力づくりこそすべての根幹である」ということを教えております。

 

では、どうすれば我の人間力づくりができるのでしょうか?その要訣を、私淑している安岡正篤師が以下の様に二点を示しておられます。

 

1つ目は 「日常の出来事に一喜一憂せずに、現在の仕事を自分の生涯の仕事として打ち込むことです。そして、それを信念にまで高めなければ自己の確立はあり得ないのです」と。

 

2つ目は 「人間はできるだけ早くから、良き師、良き友を持ち、良き書を読み、ひそかに自ら省みて、自ら修めることであります。人生は心がけと努力次第であります」と教えておられます。

 

どちらも厳しい言葉ですが、胸にジーンと響くものが感じられます。さぁ、我々はみな我づくりのために、上の言葉を一つでも実践する努力をしているのでしょうか?ドキッとさせられます。

 

 

 

★ みな様のご意見・ご質問・ご感想をお待ちしております。 yamacon@har.bbiq.jp

 

★ 画面左上のリンクに「カテゴリー別 バックナンバー」を追加致しました。ご利用下さい

 

★ 山口一道 経営コンサルタントのホームページを作成しました。クリックしてご覧頂けます


Home | Category : 人間学 |  Comment  |  Trackback
Home Home | Top Top