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    山口一道

    Author:山口一道
    山口経営コンサルタント事務所 代表
    YMCグループ 代表理事

    長崎大学経済学部卒
    経営コンサルタント業歴35年
    リーダーシップをはじめ幅広いテーマに対応 
    リーダーのあり方に警鐘を鳴らし、若手経営者の育成に力を注いでいます。

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2019/01/11(Fri)

(No.503) 21世紀の幸福学が教える「幸せの法則」とは? (2/3)

【幸せになる四つの因子とは?】

 前野氏は学生たちと共に因子分析を行った結果、2012年頃、この要因を満たせば誰もが皆幸せになれるという「幸せの四つの因子」が得られたとのことであります。それは次の四つの因子でありました。

1. 第一因子『やってみよう!因子』(⇒自己実現と成長の因子)

2. 第二因子『ありがとう!因子』(⇒他者との繋がりと感謝の因子)

3. 第三因子『なんとかなる!因子』(⇒前向きと楽観の因子)

4. 第四因子『ありのままに、あなたらしく!因子』(⇒独立と自分らしさの因子)・・・この四つの因子でした。一つずつ概略を説明することに致しましょう。

 第一因子の『やってみよう!因子』は、人生の大きな目標や日々の目標を持ち、それを実現していくための自分の強みが分かっていたり、また、強みを生かすために学習・成長しようとしている人は幸せであることを示しています

 第二因子の『ありがとう!因子』は、人に感謝して、人のために何かをしたい、誰かを喜ばせたいという気持ちが強く、様々な人と交流を持っている人は幸せであるということです。第一因子が自己実現や成長といった自分に向かう幸せだったのに対して、第二因子は感謝と利他、他人に向かう幸せだと言ってもよいでしょう

 第三因子の『なんとかなる!因子』は、幸せには前向きさや楽観性が必要だということを示しています。自己実現や成長、他者との繋がりを育む場合にも、「よし、何とかなる!」と、前向きで楽観的にチャレンジしていけることが必要です。そういう意味では、第三因子は幸せになるための味を引き出す役割であるスパイス(調味料)のようなものだと言えるでしょう。

 最後の第四因子『ありのままに、あなたらしく!因子』は、周りの目を気にせず、自分らしく生きることが幸せに繋がることを示しています。例えば、第二因子の実現のために周囲の人と仲良くすることはよいのですが、それが他の人のペースに合わせてばかりになっては幸せになれないでしょう。人と仲良くしつつも、同時に自分らしさも持つことで幸せになれるということです。

 また、「人の幸福度は簡単に高めることができます」と語る前野さんですが、本当にそうなのでしょうか?そのためには日々のちょっとした意識づけが大切なのだそうであります。

【幸せの四つの因子を満たす会社経営や製品づくりとは?】

  この四つの因子の話しをすると、「意外にも普通ですね」とか「そんなの当たり前ではないですか」と言う人がいますが、それもそのはずです。「私はあくまでも皆様が日頃漠然と考えておられる『幸せの要因』を因子分析に基づいて統合しただけです。正しいことや真実というのは、やはりシンプルであり、美しいものだと思っております。

 そして重要なことは、この四つの因子は“多分こうだろう”という思いつきではなく、あらゆる幸福に関する研究やアンケートの結果をコンピュータにかけ、データの因子分析によって導き出した統計的な法則、つまり『幸せの法則』と言っても良いものであります。」と言われております。

 実際に企業などの調査研究でも、社員が「四つの因子」を満たしている企業は、社員同士のコミュニケーションが活発で、仕事に充実感ややりがいを感じているケースが多いことが分かっているとのことです。また、四つの因子を満たしている幸せな人は、不幸な人より寿命が長く、新しい物事を生み出してゆく創造性も高いことが分かっているとのことです。いいことずくめの様であります。では幸福度を高める具体策については、次回のコラムにゆずりたいと思います。

(次回に続きます)



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