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    山口一道

    Author:山口一道
    山口経営コンサルタント事務所 代表
    YMCグループ 代表理事

    長崎大学経済学部卒
    経営コンサルタント業歴35年
    リーダーシップをはじめ幅広いテーマに対応 
    リーダーのあり方に警鐘を鳴らし、若手経営者の育成に力を注いでいます。

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2019/02/01(Fri)

(No.506) 幸せとは一体何だろう?どう認識したらいいのだろうか? (2/3)

  ここで、感謝という感情について少し触れておきたいと思います。

 

感謝とは 感恩報謝 まず気づけ 恩を感じて 恩に報いよ」  この気持ちが感謝の感情です。感謝の念がない人は、不幸な人だと思います。なぜならば、もののありがたみが分からない人だからです。感謝も心で感じたり気づいたりしなければ、感謝にはならないのですね。幸せと同じ様な知覚現象ということなのですね。

 

「人間は 感謝の心 なくなれば 幸せさえも 遠ざかるもの」

幸せの 安全弁は 何だろう? 感謝すること ただのそれだけ」     幸せは感謝と同類の感情です。

幸せの 安全弁は 感謝のみ 現在感謝 ただのこれだけ」 

 

この様に、幸せや幸福とか感謝の感情は、まさに主観的なものであると思います客観的に論じられるものではないのです。幸せと感じられるのか、それとも感じられないのか、それはあくまでも、本人の心の状態にあるのであって、普遍的な基準や条件などは無関係であり、一切ないと言うことになります。

 

その人が物質的にいかに恵まれていようとも、際限のない欲望を追い求めていれば、決して幸せを感じることはできないでしょう。一方、物質的には恵まれずに赤貧の状態であっても、満ち足りた心があれば幸せになれるということです。

 

「思うこと 一つ叶えば また二つ 三つ四つ五つ 六つかしき世や」 人間は欲のかたまりなのです。 

 

東洋思想の教えには「足るを知る」という言葉がありますが、膨れ上がる欲望を満たそうとしている限り、幸福感は得られないでしょう。反省ある日々を送ることで際限のない欲望を抑制し、今あるものやことに感謝して、誠実に努力を重ねていく、その様な生き方の中でこそ、幸せを感じられるのではないでしょうか。

 

「登っても 峠を知らぬ 欲の道 知足知らねば 幸せ来ない」  今あるものに感謝して、満足するから幸せなのです。

 

それでは、幸せとか幸福とは一体何なのでしょうか何のことはないのです。「感謝して生きていることができる人が幸せだった」のです。大昔から東洋思想の教えの根本になります。いくらお金があったって、いくら物があったって、いくら地位があったって、ちっとも感謝できない人は幸福になることはできないという教えなのです。

 

逆に物質的にいくら不自由をしていても、「ありがとう」という感謝の気持ちがあれば、けっこう幸福になれるものなのですね。また楽しくなれるものなのですね。ところで、自分が感謝したところで他人さんは別に喜んでくれるわけではありません。感謝して得をするのは、実は自分ひとり、私ひとりであるということをどうか忘れないで下さいね

 

幸福になるか不幸になるか、自分が伸びるか伸びないか、成長するのかしないのかは、自分の心ひとつなのです。他人じゃないのです。今生きている自分をどのように大きくとらえ、今自分が生きていることに感謝できるかどうか、これひとつなのです。

 

「今朝もまた 覚めて目も見え 手も動く ああ極楽よ この身このまま」  一日を感謝でスタートです。

「目が見える 耳が聞こえる 生きている 命のおかげ 有り難きかな(素晴らしきかな)」  何もいらない、生きているだけで百点満点なのです。生かされているのが本当かもですね。

 

「今の今 命ある今 この今を 感謝せずして 何に感謝か (歓ばずして 何を歓ぶ)」

感謝する だから幸せ 寄ってくる 幸せならば きっと成功    幸せだから成功するのです。 成功するから幸せではないようです。

 

(次回に続きます)

 

 

 

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2019/02/08(Fri)

(No.507) 幸せとは一体何だろう?どう認識したらいいのだろうか? (3/3)

【生き甲斐が幸せのカギ】と言われています。

 

話が少し飛躍いたしますが、つい最近の論説によりますと、「生き甲斐」が幸せのカギとも言われる様になりました。平均寿命が延びて「人生100年時代」を我が国は迎えたようです。海外の複数の研究者達が、沖縄など長寿者が多い日本人の健康寿命の長さの秘密を探った結果、たどりついたのが「生き甲斐」という言葉だったとのことです。

 

では、長寿社会を支える生き甲斐とは一体何でしょうか?最近主流であります米国流の価値観では、人生の目的は成功が全てであり、幸せになれるのはほんの一部の人だけであります。しかし本来、日本人にとって「生き甲斐」を見出すことは、ごく当たり前のことで、成功を求めることとは違う生き様だったのです。

 

日本ではどんな立場の人でも、尊敬の念と、活躍するその場に応じた生き甲斐がありました。欧米とは違った価値観を形成していたのです。しかし最近の日本人は米国流に影響されたのか、その価値観を見失いがちになってしまったようであります。

 

では、生き甲斐とは何なのでしょうか?また、若いうちにどうやって見つけたらよいのでしょうか?生き甲斐とは「生きる喜び」「人生の意味」を指している言葉になります。仕事や研究など専門領域で必ずしも成功を収めなくても、日常の生活の中で楽しみながら見出せるものになります。仕事で成功を収めることも大事でしょうが、幸せを感じながら生きるにはそれだけが正しい道ではないということです。

 

生き甲斐を探すには、もっと身近な小さなこと、極めてプライベートなものに着目することから始めればいいと思います。例えば学生時代に熱中した音楽や運動や読書や趣味などが、各人みんな、それぞれにあったと思います。長い人生での生き甲斐を探すうえでヒントになる例は少なくないと思われます。

 

では、成功を求めない生き方で、幸せになれるのでしょうか有名か無名かは、幸せとはまったく関係がありません。人生は地味でもいいのです。誰もが有名な人になる必要はないのです。自分を卑下したり、背伸びすることは不要なのです。等身大の自分を、ありのままに受け入れて、自分らしく生きればそれで良いのだと思います。

 

その他には、自分が幸せになるには、他人のために何ができるのかを考えてみることも大事だと思います。他人を喜ばせようとして、自分が学ぶことは、他人のためになることであり、世の中に貢献することで、また感謝されることで、回り回って自分が幸せになってゆくのです。利他の精神は結局、自分の幸せを呼び込むことにつながっていると言うことなのですね。

 

逆に、私利私欲で自己中心的で、自分の欲だけを求めた行動では、幸せには至らないと言うことなのですね。「自利とは利他をいう」(最澄伝教大師)と言う言葉があります。「自分の利を求めるならば、まず他人に利や喜びを施せ」と解釈するか、「利他の実践がそのまま自分の幸せなのだ」と解釈しても良いと考えております。

 

  最後に致しますが、日本人にとって幸せとは本来、社会的な成功や名声だけではなく、自分の役割の中に「充足や生き甲斐」を見出すことにあったはずなのです。嬉しいことに、この生き方が海外でも評価され始めているとのことであります。日本人の幸せ感の考え方や、東洋思想の素晴らしさに世界が気づき始めたとのことであります。

 

  日本人もうかうかしていては、世界の流れに付いていけない様な気もします。当コラムの最初に述べましたが、「幸せとは一体何か?」を我々一人ひとりが今一度、自分なりに再定義する必要があるのではないでしょうか。

 

 

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2019/02/15(Fri)

(No.508)  失敗しないビジネスの立ち上げ方 (1/2)  

  今日は、失敗しないビジネスの立ち上げ方についてお伝えしたいと思います。ゼロの状態から自分でビジネスを立ち上げようと思った時に、まずやるべきことが3つあります。それは、以下の3つです。

(1)商品考案 ・・・販売する商品(無形のサービスも含む)を考える
(2)市場調査 ・・・売れている商品は何かを調べる
(3)顧客調査 ・・・お客様が欲しいものは何かを調べる  あなたならこの3つをどういう順番でやればビジネスで成功すると思われるでしょうか?

 実はこの3項目の「順番」が最も重要であり、絶対に間違えてはいけないルールがあるのです。これを間違うと確実に起業は、失敗に終わります。失敗するビジネスはほとんどの起業家と言ってもいいくらい間違えた順番でビジネスを始めてしまっています。そして、売れない商品を作ってしまい失敗しています。売上1兆円以上の大企業でさえも間違えてよく失敗をします。その間違った順番がこちらです。

(1)商品考案 ⇒(2) 市場調査 ⇒(3) 顧客調査   これは上に掲げた順序通りそのものです。

 

ところが、この順番で進めると確実にビジネスは失敗します。一番最初に、商品を考えてしまっているということが大きな間違いなのです“こんな商品があれば売れるんじゃないか?” “こんなものがこれから求められるだろう。” とこのように自分の想像だけで商品を考えてしまっているのです。そして、それが売れると信じて、お金と時間を掛けて商品を作ってしまっているのです。

 

大企業も大量に資金を投資して製品開発をしてしまっているのです。しかし、商品が完成していざリリースしても売れない! ということがよく起きています。売れないとなんとか売ろうとして厳しい努力を強いられます。マーケティングで頑張らなければいけないという状況に陥ってしまうのです。これは、上の3つの項目を進める順番が完全に間違っているからなのです。では、正しい順番とはどの順番なのでしょうか?

【商品を作る前に調査が先なのです】 ・・・マーケットインの思想になります。

商品を考案する前に、市場調査をする、顧客調査をするというのが先なのですこれをマーケットインの思想と言います。「売れる市場なのか? 顧客が欲しいと思うものは何なのか?」ということを徹底的にリサーチするのが先なのです。事前にリサーチはやっている という意見もたくさんいただくのですが、リサーチのレベルが浅すぎるケースがほとんどなのです。

 

市場規模がいくらだとか顧客のアンケート調査程度に留まっていることが多いのです。顧客調査をするなら以下のレベルに達成していないと本当にリサーチしたことにはなりません。それは、お客様がお金を払ってでも解決したい悩み(欲しいもの)を見つけられたのか? 実際にそれを提供して、お金をいただけているのか が大切になるのです。

お客様が抱えている悩み、不安、不満、怒り、欲望をお客様自身よりも把握していることが重要なのです。お客様がお金を払ってでも解決したいものは表面的なものではなく、心の奥深くにあるものです。これは、お客様自身も気づいてないので、アンケート調査などでは出てきません。実際に会ってヒアリングして掘り下げていかないと見つからないものなのです。

 

そこまで深堀りしたヒアリング調査をやらずに、表面的な悩みだけを調査してリサーチをやった気になっているから、売れない商品が出来上がってしまうのです。そんな深堀りして聞けるくらいお客様との関係性ができていないといけません。毎日会って話しているくらいでなければ、これには到達できないでしょう。そして、「実際にお金もいただいている」という状態であることも重要になります。      


 
 商品を作ってから販売では、売れないかもしれないという大きなリスクを抱えることになります。そのため、商品を作る前に試作品を販売してみて、実際にお金を払ってもらえるか確かめる必要がありま。そうすれば、売れない商品を作ってしまうということを回避できるのです。

さらに、一回の製作で良い商品ができることはないので、何度も販売テストをして改善し、徐々に完成品に近付けていくというイメージです。このように、お客様が本当に欲しいものを見つけて、テスト販売し、すでにお金を払って頂いたものを本商品として作るという手順になります。

 
 「調査が先で、商品は後」 という順番です。自社で勝手に作って販売する、プロダクトアウトではなくて、マーケットインが先ということなのです。頭で分かっていても、本当にやってしまいがちな失敗なので気を付けてくださいね。では、次に2つある調査のうち「市場調査」と「顧客調査」はどちらが先なのでしょうか? 考えてゆきましょう。

(次回に続きます)

 

 

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2019/02/22(Fri)

(No.509)  失敗しないビジネスの立ち上げ方 (2/2)  

【調査の順番とは?】

 

 
実は調査の順番も非常に重要なのです。これを間違えてしまうと、商品はある程度は売れるけど、大きな規模にならないという事態になります。調査の順番は、「市場調査」を先にやって売れる市場なのか? ターゲット層がお金を払う余裕があるのか? を確認する必要があります。

「市場調査が先で、顧客調査は後」 なのです。売れている市場を見つけるということを先にやらなければ、大きな規模のビジネスにはならないということなのです。以上をまとめますと、このような順番で進めれば、失敗しない堅いビジネスを立ち上げられるということになります。

 (1) 市場調査 ・・・売れている市場か、お金を払う層の属性を調査する。⇒(2) 顧客調査・・・ お客様がお金を払ってでも解決したい悩みは何か、実際に お金を支払うのかどうかを調査する (3) 商品考案 ・・・上の2つの調査結果から分かったお客様が求めている商品を作る。(1)と(2)の順番を間違うだけで、売上が大きく変わるので調査の順番もとても大事なのです。

先に商品を考えてしまうと、売れない商品が出来上がって販売で苦労することになります。お客様が求めていることを調査した後に商品を作るという順番が重要なのです。マーケットインの思想が大事なのです。調査は、顧客調査から先にやってしまうと大きなビジネスにならない可能性があります。顧客調査より市場調査を先にやって、売れる市場か、ターゲット層がお金を払うかを確認する必要があります

 

今までマーケットインとかプロダクトアウトと言うマーケティングの用語を何度か使ってきましたが、大事と思われる点を整理して、まとめておきたいと思います。

一般的に「プロダクトアウト」というのは技術や製造設備といった提供者側からの発想で商品開発・生産・販売といった活動を行うことになります。「マーケットイン」とは市場や購買者という買い手の立場に立って、買い手が必要とするものを提供していこうとすることを意味しています。

 

少し前までは、これらの言葉は、「うちはどうしても技術屋発想だから駄目だね。もっとお客様のことを知って、プロダクトアウトからマーケットインへと発想を転換しないといけないね」といった文脈で使われることがほとんどでありました。

 

ところが、最近では、「プロダクトアウト」も見直されておりまして、「提供側からどんどん提案していくべきだ」という主張がなされることもあります。この主張の背景には、消費者やお客様は必ずしも自分が欲しいものを明確に知っているわけではなく、形のある商品として提示されて初めてそれが欲しいか否かの判断をするものだ、という認識がある様です。

 

【大事なのは、商品開発の方向性を定めることです】

 

結論と致しますが、今後大事なことは、自社の商品・サービスを選んでもらうための第一歩は、一段高い目線に立って、そもそも自社は「どのようなお客様」の、「どのような喜び」を、「どのような強みによって」追求するのかという商品開発の方向性を定めることなのです。ここで強調しておきたいのは、この3つがセットになっていることがポイントだということです。

 

すなわち、マーケットインかプロダクトアウトか、と言った二元論ではなく、自社がアプローチすべき市場と、磨くべき強みの両者を同時に考えておく必要がある、ということなのです。

 

重要なことは、自社は今後、「どのようなお客様」の「どのような喜び」を、「どのような強みによって」満たそうとしているのかが、定められているのか否か、また、それが正しく社内に伝えられているのか否かを振り返ってみる必要があるのではないでしょうか。活学を期待します。

 

 

 

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