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    山口一道

    Author:山口一道
    山口経営コンサルタント事務所 代表
    YMCグループ 代表理事

    長崎大学経済学部卒
    経営コンサルタント業歴35年
    リーダーシップをはじめ幅広いテーマに対応 
    リーダーのあり方に警鐘を鳴らし、若手経営者の育成に力を注いでいます。

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2011/04/30(Sat)

(No.104) 読書にはどんな力が潜んでいるのか? (1/2)

 経営で言う赤字は、「やるべき事をやらずに、やってはいけないことをやっている」時に陥ってしまう状態であります。 その具体例として、

①帳尻合わせのための在庫や仕掛工事高の調整をし、その結果、次の期にその影響で赤字になる
②商品開発や設備投資はお金がかかるからと言って手を付けない(開発や投資は身の丈に応じていることが条件であります)
③人材育成も時間と費用がもったいないからと考えて長い間取り組まない
④中長期的視点での企業努力をせずに即効果の出る短期的視点でのリストラを行う     等があります。

 つまり、人間である社長が「人間としてやるべき事をやり、やってはいけない事はやらない」という、古典が何回も何回も戒め何万語も費やして教えている事に他ならないと思います。貴重な教えを実行していない結果として赤字を呈しているのです。

 リストラ(リストラクチャリング)といえば本来は事業の再構築のことですが、現在は解雇などのことを言うのが多い様です。今まで長い間一緒になって汗をかいてきた仲間の首を切って、その減少した人件費で利益を出そうとする様な姑息な気持ちで経営をしている社長やリーダーに人はついていくはずがありません。
 
 部下が心の底から心服して働く気も起きない様な社長やリーダーでは当然のことながら業績を上げられるはずがありません。だからこそトップやリーダーには人間的魅力が求められるのです。
 
 経営をうまく推進していく力である経営の実力には、経営知識や経営技術以外に人徳という人間性や人間力が含まれていることを知っててほしいと思います。とはつまるところ、その人の人間観ではないかと思います。

 上司であれ部下であれ、人間としてその案件や事柄をどう扱ったら良いのか、どう判断し、どう対応したら良いのか、それがしっかりしていれば、地位や権力を与えられても、威張り散らしたりはしないものでしょう。

 今まで数多くの社長と接してきましたが、社長になったら何か自分が偉くなったと錯覚している社長が多かったような気がします。本来は何も変わらず、ただ名刺上の肩書の名称がほんの少し文字が変わっただけなのにです。

 肩書社会の虚構と言って、人間という動物はあさましいもので地位や肩書きや表面上のことだけであっという間に人間が変わってしまうものなんですね。社長に就任した当初は、喜びと嬉しさがこみ上げ、重たい責任に気が引き締まり、謙虚さがあり言動や振る舞いが人間らしかったのに、日が経つにつれその意識に変化が表われ、力まかせに力一杯に出そうと肩に力が入り変わっていく人が多い様です。

 それも悪い方にですね。権力や権限を振り回し威張り散らして傲岸不遜の態度をとり、人間的魅力があっという間に吹き飛んでしまいます。人間力が数段格下げになっていきます。

 では、先ほど申し上げた人間観を磨くにはどうしたら良いのでしょうか?次回は、読書で人間観を磨くことについて考えていきます。

(次回に続きます) 
 
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