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    山口一道

    Author:山口一道
    山口経営コンサルタント事務所 代表
    YMCグループ 代表理事
    一般社団法人アジアビジネス連携協議会(ABC) 顧問

    長崎大学経済学部卒
    経営コンサルタント業歴40年超
    人間学・経営学など幅広いテーマに対応 
    リーダーのあり方に警鐘を鳴らし、若手経営者の育成に力を注いでいます。

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2013/04/27(Sat)

(No.208) 激変時代における経営者の必須条件とは?(3/4)

次に、「経営者の必須条件」の中でも重要である「逆境時の心の姿勢とは?」について述べてみたいと思います。
 
 もう数年前の事になりますが、2008年9月に発生したアメリカのリーマンブラザーズ証券の崩壊を機に負のスパイラルが始まり世界的な大不況が起こりました。まだまだ余震が続いていて世界は激動の真っ最中であります。特に我が国では「失われた20年」といわれ、デフレ経済が10年以上も続いています。皆さんがご承知のように、名だたる大企業でさえも生き残るために四苦八苦の状態を呈しています。

 この様な時代に遭遇して、経営者の心の姿勢において何が一番大切であるのでしょうか? それは「厳しさ」「信念」であると思います。前回も少し触れましたが優秀な経営者という人は「厳しさ」「優しさ」の両面を持っているものであります。
 
 経営環境が順境で好況の時というのは、みんな周りも浮かれている為に、あまり努力せずとも消費が高まり、なんとか経営が出来るものであります。好況時は経営者が「優しい」だけでも会社は回っていくものです。
 
 がしかし、環境が一旦逆境や不況に転じた時は「優しさ」だけでは命取りになりかねないのです。「優しい=甘い」という事になるのです。「優しさ」だけでは甘さが露呈し、「厳しさ」不足のために会社を潰した経営者を私はこれまで何人も見てきました。
 
 日常の「優しさ」は決して悪い事ではありません。しかし、リーダーは、有事に際して、いざとなった時には「信念」を持って部下に「厳しく」仕事を行わせるという事が出来なければいけません。時には厳しく叱責したり、部下にとっては苦言であっても口にすることが必要であります。
 
 それが出来ない経営者は、苦しい時に物事を「不況だから」とか「今、デフレで経営環境が悪いから」とか「幹部や社員がああだからこうだから」と理屈ばかり並べて責任を他者に転嫁して他責にするのです。
 
自ら意志決定し会社の舵取りをしてきたのにも拘わらず自分の責任は棚上げにして、原因は全て自己にあり、当然、結果責任も自己に帰属するという自責の念はどこかに吹っ飛んでしまっている人が多いのです。
 
 人間は苦しい時にこそ物事を自責にしなければ強くならないのです。自責は苦しい時だからこそ大切なのです。苦しくなると一般的にみんなが他責にしがちなのです。
 
 さて、あなたは経営者として有事の際に自責の人で踏ん張れる人か、他責の人で環境のせいにする人かどちらの人に近いのでしょうか?   
 
(次回に続きます)
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