FC2ブログ
  • プロフィール

    山口一道

    Author:山口一道
    山口経営コンサルタント事務所 代表
    YMCグループ 代表理事

    長崎大学経済学部卒
    経営コンサルタント業歴35年
    リーダーシップをはじめ幅広いテーマに対応 
    リーダーのあり方に警鐘を鳴らし、若手経営者の育成に力を注いでいます。

  • 検索フォーム

  • QRコード

    QRコード
  • FC2カウンター


2015/12/12(Sat)

(No.345) 効果的な管理者人材の育成方法は? 

ある中小企業の社長との会話の中で、管理者育成の話がテーマに上りました。その社長が10年前に独立を果たした時は、従業員は僅かに3名だったとのことです。その後、順調に成長を続けられ、現在では40名弱の従業員がおられるそうです。
 
ところが最近、社長がつくづく悩んでいると言われるのです。よく伺ってみますと「頼りになる管理者が一人もいない」ということでした。顧客企業からコストダウンや品質や納期など、様々な要請を受けても、責任を持ってその要請に応えるという姿勢を持った管理者がいないとのことでした。
 
だから「社長自身が何もかも一人で処理しなければならない」というのが現状である、とのことでした。「今やわが社にとって管理者の育成が急務となっています。是非とも効果的な管理者人材の育成方法をご教示頂けないか」との内容になりました。
 
この様に企業が一定規模に成長していきますと、必ずやこの企業のような事態に遭遇します。そしてその時に企業の経営者がどのような態度をとるかによって、その後の企業の成長が大きく左右される様になります。
 
ここで私が、最初に申し上げたいことは、管理者人材の育成方法についてよりも、管理者人材の育成に当たられる社長ご自身の態度についてであります。今、社長が管理者の不足を嘆いておられるのは、社長ご自身がおっしゃっておられるように、今まで管理者育成の努力を怠ってこられたからです。この結果、この会社では多少とも創造的な仕事や活動は、全て社長ご自身がやらなければ誰もできないと言う状態になってしまっているのです。
 
  では、この状態が意味するところは一体どういうことなのでしょうか?それは、もはやこの会社は、現状のままでは決して成長することはできないということを意味しています。もし今の状態のまま、なお環境に助けられて企業規模が成長拡大を続けますと、必ずや近い将来において破局的事態に陥ることになるでしょう。
 
  企業が自己の保有する経営管理能力を上回る規模に達してしまいますと、不測の事態やアクシデントに対する抵抗力が急激に弱まってしまうからです。それ故に、この会社においては今後取り組まれるべき管理者人材の育成は、企業の成長力を強化するためのものでなければなりません。
 
先ほど説明しましたが、顧客からのコストダウンの要請に応え得る人材の獲得などという当面の課題解決のためであってはならないと思います。その様な観点から管理者人材の育成を考える時、管理者層に対して施すべき教育は、決して知識や技術ではないことに気がつきます。何よりもまず管理者としての自覚であり、また自己の活動によって、この会社を絶対に支えねばならないという意識自覚が必要になります。
 
この会社の社長が、現在の順調な社業の中に問題を見出し、危機感を抱くことができるのは、自分がこの会社を支えなければ誰も守ってはくれないという強烈な自覚があるからでしょう。この強烈な自覚は、自分が会社を守り社員を幸せにしてやらねばならないという使命感につながっているでしょう。
 
  もし、管理者諸氏が会社や部下に対する真の使命感を感じて仕事に向かえば、ほとんどの企業において解決しない課題は存在しないと言っても良いほどです。そこで、管理者諸氏に対して実施すべき教育の最初のものは、自分の現在の管理者としての仕事の仕振りが、いかに甘いものであるかを知らしめることでなければなりません。
 
ほとんどの管理者諸氏は、自分なりに努力していると一人合点しています。しかし、それが上司や部下から見るといかに不充分な存在であるかということを痛烈に知らしめなければなりません。その上で上司や部下が、彼に対していかに大きな強い期待を抱いているかを分かってもらう必要があるのです。
 
私たちYMCグループでは、その様な教育プログラムをLSI研修(リーダー向け自己革新プログラム)と呼んで用意致しております。YMCグループのホームページに載せております。
 
概要を簡単に説明しますと、各人の生きがいについて徹底的な討議を行ないます。そして、各人が真に生きがいのある人生を送るためには、会社や部下に対する使命感に燃えた日々を送ることが最も効果的であり、それが物心両面における幸せを手にする近道であることに気づいてもらいます。その結果、彼等は昨日までの自己に別れを告げて、新たに自己の変革に取り組む決意をなさり、自己革新のプログラムを自ら作って行くという内容になります。
 
過去の実績から言えますことは、凄く効果性の高い管理者人材の育成方法のひとつであります。ご参考までに。
 
 
 
★ みな様のご意見・ご質問・ご感想をお待ちしております。 yamacon@har.bbiq.jp
 
Home | Category : 人材育成 |  Comment  |  Trackback
Home Home | Top Top