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    山口一道

    Author:山口一道
    山口経営コンサルタント事務所 代表
    YMCグループ 代表理事

    長崎大学経済学部卒
    経営コンサルタント業歴35年
    リーダーシップをはじめ幅広いテーマに対応 
    リーダーのあり方に警鐘を鳴らし、若手経営者の育成に力を注いでいます。

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2019/01/18(Fri)

(No.504) 21世紀の幸福学が教える「幸せの法則」とは? (3/3)

 人の幸福度は簡単に高めることができるとは?

 

幸せの法則」が分かっても、現実には人間はそんなに簡単に幸せになれるものではない、と思われるかもしれません。しかし、実は意外にも簡単に人間の幸福度は上がるとのことであります。1番目の『やってみよう!因子』を高めるワークでは、数人のグループになり、お互いのや身近なことで目標にしていることなどを発表し合いシェア(共有)してもらいます。職場同士の人で行えば、「君にそんな目標があるとは知らなかったよ」と盛り上がり、目標が明確になり、お互いの理解が深まることで、幸福度が上がることが分かっているとのことです。

 

また、2番目の『ありがとう!因子』や4番目の『ありのままに、あなたらしく!因子』を高めるワークでは、グループ内で感謝の言葉や助言を伝えあったりして、簡単なワークなのですが、やってみると驚くほどの効果があるとのことです。


 要するに現代人は、日々の時事的なニュースや娯楽的な話題にばかり関心が行き過ぎて、お互いの夢や目標を語り合ったり、感謝の言葉を伝え合ったりという、幸せにより良く生きて行くための根本的な会話を、あまりしなくなっているということなのでしょう。ですから、お互いに褒め合ったり、感謝の言葉を伝えあったり、そうした日々のちょっとした意識付けで皆が幸せになれるということなのです。あまり難しく考えなくても良いみたいですね。

 

21世紀は幸せ社会へのパラダイムシフトの時代である】 ・・・パラダイムシフトとは価値観を根本から改めることを意味しています。

 

冒頭に日本人の幸福度は、この50年間ほとんど変わっていないということを述べています。しかし、もともと日本人は誰もが「四つの因子」に基づく「幸せの法則」をごく当たり前に実践してきた民族であります。例えば、古来日本人の生活には神道や仏教、儒教などの東洋思想がしっかりと溶け込んでおり、「人には親切にしなさい」「食べ物に感謝しなさい」「あなたらしく、あるがままに生きなさい」といった、四つの因子を満たす教えがごく当たり前に日常の中で身についていたのです

 

それが終戦後、アメリカに占領され、西洋型の考え方が急激に入ってきたことで、日本人の生活や教育の中からすっかり失われてしまいました。それでも、しばらくは高度経済成長や科学技術の発達により、生活が良くなってゆく実感があったために、本当に幸せに生きるにはどうあるべきかを、真剣に考えずに済ますことができました。

 

ところが、この20年間で日本社会が成熟社会になり、また、科学技術の進歩が環境破壊や健康被害など、現代が抱える様々な問題の要因となっていることが分かってきたのです。さすがにこれまでの価値観、生き方を続けていては幸せになれないのでは、ということに多くの人々が気づき始めてきました。今はまさに、皆が自分のやりがいを見つけ、個性を発揮して、本当の幸せを実感して生きられる社会へパラダイムシフトをする時代に変化してきているのです。価値観の変化が進んでいると考えて良いと思います。

 

ただ、そうは言っても、仏教や儒教などの東洋思想の教えが生活の中にごく当たり前にあった時代に再び戻ることはできないでしょう。そこで仏教や儒教などに代わり、21世紀版の「幸せの法則」、つまり、よりよく生きるための科学的な法則を提示するのが四つの因子だと思います。

 

特に今の若者たちは、そのことを敏感に感じているように思います。近年、一流大学の学生が大手企業や中央省庁に行かずに、農業や環境問題に取り組む中小企業や団体に就職したり、積極的にボランティアに参加したりするケースが増えております。また、出世したり、お金を稼いで高価な車や家を購入するよりも、自分の好きなこと、やりがいを大切にする傾向も見られます。これは素晴らしいことであると私は思っています。

 

これからの日本を創ってゆく若い人達が、皆が幸せになれる新しい社会の実現のために、同じ方向に走り始めているのだと思えば心が本当にワクワクいたします。そのためにこれからも、「幸せの四つの因子と幸せの法則」を一人でも多くの人に知っていただくことで、よりよい日本社会を実現し、そして究極的には世界の人々が争ったり妬(ねた)んだりしないで、皆で幸せを目指すような世界が実現するようになってほしいと願っております。

 

また、いま我が国では、企業など様々な分野で不正やパワハラなど、多くの問題が起こっていますが、それも前野先生が導き出された「四つの因子」を満たすような経営や組織運営をしていけば、解決することができるはずだと思います。そうすれば、皆が本当の意味で幸せに働き、幸せに生きて、社会をより豊かにしていけるのではないかと考えております。皆さんいかが感じられましたでしょうか?

 

 

 

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