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    山口一道

    Author:山口一道
    山口経営コンサルタント事務所 代表
    YMCグループ 代表理事

    長崎大学経済学部卒
    経営コンサルタント業歴35年
    リーダーシップをはじめ幅広いテーマに対応 
    リーダーのあり方に警鐘を鳴らし、若手経営者の育成に力を注いでいます。

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2019/02/08(Fri)

(No.507) 幸せとは一体何だろう?どう認識したらいいのだろうか? (3/3)

【生き甲斐が幸せのカギ】と言われています。

 

話が少し飛躍いたしますが、つい最近の論説によりますと、「生き甲斐」が幸せのカギとも言われる様になりました。平均寿命が延びて「人生100年時代」を我が国は迎えたようです。海外の複数の研究者達が、沖縄など長寿者が多い日本人の健康寿命の長さの秘密を探った結果、たどりついたのが「生き甲斐」という言葉だったとのことです。

 

では、長寿社会を支える生き甲斐とは一体何でしょうか?最近主流であります米国流の価値観では、人生の目的は成功が全てであり、幸せになれるのはほんの一部の人だけであります。しかし本来、日本人にとって「生き甲斐」を見出すことは、ごく当たり前のことで、成功を求めることとは違う生き様だったのです。

 

日本ではどんな立場の人でも、尊敬の念と、活躍するその場に応じた生き甲斐がありました。欧米とは違った価値観を形成していたのです。しかし最近の日本人は米国流に影響されたのか、その価値観を見失いがちになってしまったようであります。

 

では、生き甲斐とは何なのでしょうか?また、若いうちにどうやって見つけたらよいのでしょうか?生き甲斐とは「生きる喜び」「人生の意味」を指している言葉になります。仕事や研究など専門領域で必ずしも成功を収めなくても、日常の生活の中で楽しみながら見出せるものになります。仕事で成功を収めることも大事でしょうが、幸せを感じながら生きるにはそれだけが正しい道ではないということです。

 

生き甲斐を探すには、もっと身近な小さなこと、極めてプライベートなものに着目することから始めればいいと思います。例えば学生時代に熱中した音楽や運動や読書や趣味などが、各人みんな、それぞれにあったと思います。長い人生での生き甲斐を探すうえでヒントになる例は少なくないと思われます。

 

では、成功を求めない生き方で、幸せになれるのでしょうか有名か無名かは、幸せとはまったく関係がありません。人生は地味でもいいのです。誰もが有名な人になる必要はないのです。自分を卑下したり、背伸びすることは不要なのです。等身大の自分を、ありのままに受け入れて、自分らしく生きればそれで良いのだと思います。

 

その他には、自分が幸せになるには、他人のために何ができるのかを考えてみることも大事だと思います。他人を喜ばせようとして、自分が学ぶことは、他人のためになることであり、世の中に貢献することで、また感謝されることで、回り回って自分が幸せになってゆくのです。利他の精神は結局、自分の幸せを呼び込むことにつながっていると言うことなのですね。

 

逆に、私利私欲で自己中心的で、自分の欲だけを求めた行動では、幸せには至らないと言うことなのですね。「自利とは利他をいう」(最澄伝教大師)と言う言葉があります。「自分の利を求めるならば、まず他人に利や喜びを施せ」と解釈するか、「利他の実践がそのまま自分の幸せなのだ」と解釈しても良いと考えております。

 

  最後に致しますが、日本人にとって幸せとは本来、社会的な成功や名声だけではなく、自分の役割の中に「充足や生き甲斐」を見出すことにあったはずなのです。嬉しいことに、この生き方が海外でも評価され始めているとのことであります。日本人の幸せ感の考え方や、東洋思想の素晴らしさに世界が気づき始めたとのことであります。

 

  日本人もうかうかしていては、世界の流れに付いていけない様な気もします。当コラムの最初に述べましたが、「幸せとは一体何か?」を我々一人ひとりが今一度、自分なりに再定義する必要があるのではないでしょうか。

 

 

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