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    山口一道

    Author:山口一道
    山口経営コンサルタント事務所 代表
    YMCグループ 代表理事

    長崎大学経済学部卒
    経営コンサルタント業歴35年
    リーダーシップをはじめ幅広いテーマに対応 
    リーダーのあり方に警鐘を鳴らし、若手経営者の育成に力を注いでいます。

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2020/06/26(Fri)

(No.579)あなたは、やらないことを決めて捨てていますか? (2/2)

成功者がやらない行動である、無駄な時間を使わないことについてです。

普段、私達は「どうすれば成功できるのか?」「理想の現実を手に入れられるのか?」「今より良い人生になるのか?」と、この様に今日よりも明日を良くするために、思考や行動をしています。思考し行動すると聞くと、「何をやるのか」と思いがちですが、実は成功者は違います。

 

成功者の多くは、何をやるかではなく「何をやらないか」をまず、決めています。やらないことを決めないと、どんどんやることが増えていってしまうからです。スティーブ・ジョブズ氏は「捨てよ、さもなくば成長できない」「前に進むには成功体験までも、こだわらずに捨てよ」とまで言っています。

結果、自分の本当にやりたい事から遠ざかった行動ばかりで、大切な1日が終わってしまいます。やらなければいけないことの多くは、ストレスを受けるモノが多く、エネルギーが奪われてしまいます。また、多くの時間も奪われてしまいます。だから、やらない事を決めることで、時間も、エネルギーも集中して本当にやりたいことに使うことができるようになります

 

でも、実際やらないことをどう見つければ良いのでしょうか?意外と難しいものです。成功者はどのようにやらない事を見つけていると思いますか? 実は、成功者はある方法を使って、自分のやらない事を見つけ出しています。その方法が「2:8の法則、つまりパレートの法則」なのです。

 勉強熱心の方が多いので、知っている方は復習として続きを読んでみてください。この「パレートの法則」に当てはめると人生の良い結果の8割は、2割の思考や行動が生み出すことになります。「パレートの法」を使うことで、自分がやるべき2割の事をすぐに見つけ出すことができます。しかも、簡単にです。ビジネスでもパレートの法則は有効に働きます。

 例えば、会社の売上の8割は2割のお客さんからほぼ成り立っています。だから、公平にサービスを行うのではなく、2割のお客さんにフォーカスし、ご贔屓(ひいき)にしていく。するとサービス提供の無駄も減り、どんどん売上が上がるようになります。パレートの法則は有名ですので、実際に使っている方も多いと思います。

 実はもっと強力な法則があります。それが前回に先述しましたが、制約理論の「TOC
Theory Of Constraintsという法則です。物理学者である故エリヤフ・ゴールドラットが1984年に執筆、出版した小説『ザ・ゴール』の中で登場しています。

 

その理論は、「どんなシステムであれ、常に、ごく少数(たぶん唯一)の要素または因子によって、そのパフォーマンスが制限されている」という仮定から出発した包括的な経営改善の哲学であり手法になります。TOC(制約理論)の法則は、原因と結果の割合が99:1のため、とても明確です結果が出せない原因は、たった1つのみ。その重要な1つを見つけ出す事ができれば、残りの99個は改善できるようになるとの法則です

 

例えば、引っ張ると切れてしまう鎖をどのようにして強度を高めれば良いか?という問題に直面したとします。そのときに、鎖の一つ一つの輪っかを強くするのではなく、一番脆(もろ)い一箇所の輪っかだけの強度を上げます。

 たった一箇所の輪っかの強度を上げることで、鎖全体の強度を改善できるのです。だから、引っ張っても切れなくなるという事です。「TOCの制約理論の法則」をビジネスや自分の人生に当てはめてみると面白いですよ。効果的な一点にエネルギーや時間を集中する。そうすれば、成功のゴールに最速最短でたどり着けるということになります。

 経営者特に成功者は、時間に対しての投資対効果の意識が高い人達です。まずは無駄に使っている時間を見つける事をおすすめします

 多くの人が無駄に使っている時間を5つ紹介してみましょう。自分がいくつ当てはまっているのか、チェックしてみて下さい。1.目的のないSNS・ゲームの利用 2.テレビ 3.Youtube動画 4.メルマガ 5.無駄な飲み会などでしょう。現代はインターネットを利用したものが結構多いのではないかと私は思っています。便利なものですが、「功罪、相半ばする」ということですね。

もちろん、意識的に目的をもって使っていれば何も問題はありません。しかし、惰性でやっていることは、今すぐに辞めたほうがよいのではと思います時間を有効に使うことができれば、今よりも一歩成功者に近づけるのではないかと考えています。かのスティーブ・ジョブズ氏も「惰性で生きているならば何かを変えよ」と言っています。

 

ところで、真の成功とは、社会的成功と人間的成功の両面を実現している人を言います。世の中で両面達成者は非常に少ない様で、片面達成の人が多い様です。もちろん、社会的成功は経営力という才幹が、人間的成功は人間力という徳望が必要なのは申すまでもありません。どちらもバランス良く身に付ける様にして、時間を有効に使うことで真の成功を実現させましょう。お互いに。

 

 

 

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