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    山口一道

    Author:山口一道
    山口経営コンサルタント事務所 代表
    YMCグループ 代表理事
    一般社団法人アジアビジネス連携協議会(ABC) 顧問

    長崎大学経済学部卒
    経営コンサルタント業歴35年超
    人間学・経営学など幅広いテーマに対応 
    リーダーのあり方に警鐘を鳴らし、若手経営者の育成に力を注いでいます。

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2020/08/28(Fri)

(No.587) 易という字には、変易・不易・易簡の3つの意味がある(1/2)

  東洋古典最古の書物といわれ、四書五経の一つにも数えられる『易経』。その本には時代や環境が変化していく中で起こる、あらゆる出来事の解決策になる知恵が書かれ、孔子や孫子をはじめ、多くのリーダーたちがバイブルとして来た書物になります。四書とは『大学』『中庸』『論語』『孟子』、五経とは『易経』『書経』『詩経』『礼記』『春秋』を言います。


 約5000年前の中国で生まれた書物である『易経』の教えを、現代の事例や会社経営で起こりうる問題や人生に引き寄せながらひもとくことは、まさに『易経』は、あなたにとってバイブルと呼んでも良いと思います。

 今回は、その中から、「大自然の変化に学ぶ」という項目をご紹介したいと思います。

 ★ 【大自然の変化に学ぶ】のが「易経」です。

 古代の人たちは春夏秋冬という「時の変化の法則」を使ってきました。つまり春に種を蒔いて、やがて秋に実りを得ています。たとえば冬の雪の上や氷の上に種を蒔く人はいるでしょうか。いや決してその時期に蒔くことはしないでしょう。

 これは農業の経験のない人でもわかっていることです。しかし、これこそが「易経」がしめす原理原則だというのです。実は「易経」に書かれている「変化の法則」は、その根拠を自然においているからです

 春に種を蒔いて夏に勢いよく成長します。雑草も一緒に成長しますが、成長しすぎると徒長(とちょう 無駄にのびること)します。徒長してしまったものが、本当に育てたいもの(作物)などをだめにする場合がありますから、つまんだり、抜いたり、伐採したりします。俗にいう間引く作業のことです。そうすることによって、本来育てたいものが育ってゆきます。そして秋になると実を結び収穫することができます。

 易経はこの「大自然の原理原則に習いなさい」と教えています。太陽が東から昇り、西に沈みます。また月も東から昇って西に沈みます。太陽が昇り、沈めば月が昇ります。このように日月、日月と循環していますが、これも原理原則なのです。

そして明るい時は元気に活動して、暗くなったら眠る。これが古代から変わらない原理原則です。古代から誰もがこのことを知っていました。

 「春夏秋冬という原理原則」にすべての秘密があります。易経のたとえの中で一番わかりやすい原理原則が、春夏秋冬という時の変化で四季の変化なのです。これをつかんだだけでも、人生におけるかなりの問題が解決するはずであります。次回は表題にも書きましたが「変易・不易・易簡」の三つの意味、つまり「易の三義」について触れたいと思います。


(次回に続きます)

 


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